赤ちゃんが優秀に!? 妊婦さん必須の「コリン」ってなんだ?の画像
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 いままさに妊娠していて、生まれてくる子どもにできるだけ健康に、優秀に育ってほしいと感じているならば「コリン」が豊富に含まれる「卵」をたっぷり食べてみませんか。

「コリン」というのはアミノアルコールと呼ばれる、身体を維持するために欠かせない要素の一種で、肝炎や動脈硬化などエイジングによる体調不良を改善する物質として近年注目を集めています。

 しかも、胎児の時期に母親が十分にコリンを補食することで、記憶力と注意力によい影響をおよぼすことがアメリカやスペインなど世界各地で行われている研究により、わかってきました。また、同時に環境の変化にも対応しやすくなることも判明。胎児期にコリンを多く摂取することで、胎児の脳が活性化され、優秀な子どもになるかも!? というのです。

 妊娠初期にコリンを摂取すると、生まれてくる子どもの喘息リスクが低くなることもわかってきています。逆に妊娠後期にコリンが不足すると、先天性異常を持ったベビーが生まれるリスクが上昇するといいます。胎児以外でも、コリンを摂取すると睡眠の質が上がり、脳の機能を向上させることもあるのだとか。これはもう、進んでコリンを摂取するしかありませんよね。

「コリン」が豊富に含まれる食品は、豚レバー、牛レバー、大豆、玄米、さつまいも、とうもろこし、オートミール、カリフラワー、ブロッコリーなどがあげられます。中でも最も手軽な方法は、1日に2個以上の卵を食べること。

 卵黄ひとつに約125mgのコリンが含まれていて、これは1日の必要量の1/4にあたります。あとは豆腐や納豆、レバニラ、さつまいも入りの味噌汁などで補給すれば、十分にコリンを摂取することができるのです。妊娠中はコリンの必要量が増加するので、上記に上げた食材をフルに使い、コリンをたっぷり補給できるメニューを食べるよう心がけましょう。

 ちなみに、ビタミンB12を豊富に含む牛乳を一緒にいただくと、さらに効果が高まるとのことです。毎日の朝食に卵料理と牛乳をプラスし、健康的なベビーを迎える準備をしましょう。

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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