緊張感ただよう「嫁姑関係」を上手に乗り切る方法の画像
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「嫁と姑」この関係は太古の昔から難しく、家庭崩壊を招くほど危険な火種となることもしばしばです。では、どのようにすれば嫁姑問題をクリアできるのでしょうか。

まずは「姑の立場に立ってみる」。あなたが愛してやまない子供たち、彼らが一人立ちして家を出ていった時、あなたは「寂しさ」を感じないですむと思いますか。あなたの半身とも言うべき子供たちが別の異性を愛し、褒めたたえ、あなたは二の次となる未来が来た時に、文句のひとつも言わずにいる自信はありますか。

 それはおそらく無理でしょう。姑のいじめは基本的に「寂しさ」から起こっていることを理解し、姑の気持ちに寄り添うことが大切です。最低でも年に3~4回程度は顔を出し、寂しさを紛らわせてあげること。これくらいの適度な距離感を保つことが大切です。

そして次に「大好きな人にされて嫌なことを考えてみる」。息子が彼女を連れて帰ってきて、あなたの目の前でイチャイチャしたらどう思いますか。あなた以外の家族が連れ立って、遊園地に出かけてしまったらどう思いますか。辛いですよね。

 だとしたら、姑の前で夫とベタベタするのはやめましょう。夫とだけ会話をしたり、出かけたりするのも控えるのが得策です。「お義母さんも一緒に行きましょうよ!」そう声をかけるだけで、関係はぐっと改善します。

 最後は「スルースキルを磨くこと!」義母はあなたにとって親密な家族というよりは、きっと「近所のおばちゃん」「同じ会社だけどよく知らないおばちゃん」くらいの距離感でしょう。

 では、考えてみてください。顔見知り程度のおばちゃんに向かって、「よけいな口出しをしないで!!」「いちいち文句を言うな!!」と、感情的に話をすることはありますか。また「お金を出せ!」「気を遣ってくれ!」と過度な期待をすることはありますか。

 ありませんよね。義母は家族といってもあくまでも他人、そう割り切っておけば何を言われてもスルーできるし、過度な期待も抱かないもの。文句を言われたら「あ~、なんだか大変そうですね~」とスルーし、何かしてくれた時には「ありがとうございます!!」と最大限に感謝を伝えるようにすれば、姑も「暖簾に腕押し」という言葉を実感し、とやかく言わないようになります。

 義母に対してきちんと敬意を払い、気配りをしつつ、ほどよい距離感を保ち、聞き役に徹するふりをしてスルー。何かしてくれた時は、文句を絶対に言わず、大げさなくらい感謝を示す。こんなふうに「バカ嫁に徹する」ことこそが、関係を改善する最善策です。

文=わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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