ＮＥＷＳの小山慶一郎といえば、夕方に放送されている日本テレビの情報報道番組『ｎｅｗｓ ｅｖｅｒｙ．』でメインキャスターを務め、日テレで平日夕方の顔となっている。今では、「平日キャスター」「週末アイドル」の異名をとるほどで、まさに「二足のわらじ」状態だ。日テレの入館証と名刺を持って、平日は毎日昼過ぎに東京・汐留のスタジオに入ることがルーティーン化している。テレビ局社員から「日テレの社員」と呼ばれるほど、それが板についてきたようだ。
そもそも小山は、幼いころからサラリーマンを志望していた。将来は旅行代理店に勤め、自身が組んだツアーで多くの参加者を喜ばせたいという夢があったという。ところが、高校１年生のとき、姉から薦められてジャニーズ事務所のオーディションを受けると、見事に合格する。そして、そのおよそ２年後の２００３年、ＮＥＷＳの一員になった。
翌年、明治大学文学部に進学。０７年には、たった３人だけにしか与えられない「模範卒業生」として卒業した。そして、１０年３月から『ｎｅｗｓ ｅｖｅｒｙ．』に出演することになる。「高学歴・学業優秀・模範生」なジャニーズアイドル、キャスターの仕事は局側からのオファーだったらしい。
この大抜てきよりおよそ３年前、ジャニー喜多川社長が小山に「ＹＯＵはアナウンサーになったほうがいいよ」と助言したことがあった。小山は、超がつくほどの神経質なのだが、それがキャスター向きだと判断したのかもしれない。
「テレビ局に入って、アナウンサーやんなよ」というニュアンスの言葉を、幾度も小山に投げかけたという。考えようによっては、アイドルに不向きということにも取れてしまう。
実はジャニーさん、マジメすぎる小山の性格をみて「ＹＯＵは就職した方がいいよ」と、実際に会社を紹介したこともあるというから驚きだ。この時、小山がそれを受けていれば、ジャニーズ史上初のサラリーマンアイドル誕生となっていたかも!?
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