芸大生にマッチョまで!? ジャニーズに「異端児」増加中?の画像
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 A.B.C-Z・塚田僚一といえば、いまやメンバーいちの売れっ子だ。ソロでのロケやフリートークなどの仕事が右肩上がりに増えている。グループのネームバリューを高めている存在といっても過言ではない。

 そんな「塚っちゃん」のセールスポイントは、なんといっても運動神経だろう。昨年5月のコンサートでは、見事28回連続のバック転に成功した。これで自己記録を更新し、ジャニーズ最高記録を刻んだ。同年には、スポーツバラエティ番組『SASUKE』(TBS系)にも出場。こちらも、ジャニーズ事務所の所属タレントとしては、初のチャレンジとなった。

 このように、アイドルらしからぬことにチャレンジするジャニーズタレントは、ほかにもいる。記憶に新しいところでは、NEWS・加藤シゲアキがジャニーズ初の小説家としてデビューした。

 加藤は、2012年に発表したデビュー作『ピンクとグレー』から毎年コンスタントに作品を上梓している。13年に『閃光スクランブル』、14年に『Burn.-バーン-』、15年には『傘をもたない蟻たちは』を発表。これらは「渋谷三部作」と呼ばれ、『ピンクとグレー』ともども、作品のクオリティが高いと評判だ。

 このうち、『ピンクとグレー』は映画化、『傘をもたない蟻たちは』はドラマ化され、早くも今年の作品に期待が集まっている。ジャニーズでありながら「文学界の星」である。

 そんな塚田や加藤とは異なり、歌手デビューはしていないものの目をひく活躍をしたジャニーズJr.がいる。今年、Jr.内の新ユニット「Love-tune」のメンバーとなった真田佑馬と、かつて真田と「noon boyz」として活動していた野澤祐樹だ。ふたりは、第16代目の「いいとも青年隊」を務めた。

 昨年惜しまれながら約32年の歴史に幕を下ろしたお昼のバラエティ番組『笑っていいとも!』でアシスタントを務めたのである。オープニングで番組テーマ曲『ウキウキWATCHING』を歌い、各コーナーで総合司会のタモリ、曜日レギュラー陣のアシストをするという重要なポジションだ。「いいとも青年隊」をジャニーズが務めるのは初めてのことだった。そして番組最後の青年隊だったというのは、真田と野澤にとって誇りに違いない。

 そして今年また、ジャニーズで初の快挙を成し遂げたのがJr.の村治将之助だ。なんと村治はジャニーズではじめて国立大学に合格したのだ。彼の父親は長唄唄方・六代目杵屋勝四郎氏。村治が合格したのはかつて父も学んだ東京芸術大学の音楽学部邦楽科だ。杵屋勝四郎氏は、かつて三味線ファンクバンド・THE家元のボーカリストで、『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS系)に出演した経歴の持ち主だ。息子の村治は、Jr.のコンサートで三味線を披露したこともあるほど達者で、「三味線王子」の異名を持つ。

 いろいろな才能が集まるジャニーズ。今後世界進出をも視野に入れているというが、これだけのメンツがいれば世界でもジャニーズ旋風が吹き荒れるかもしれない。

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