龍平、翔太以外も!「松田優作の子供たち」の才能が凄すぎるの画像
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 野性味あふれる演技と圧倒的な存在感で一世を風靡(ふうび)しながら、40歳という若さでこの世を去った松田優作。11月で没後27年を迎えるが、今なお熱烈なファンに支持され続けている。そんな名優の家族は妻の松田美由紀(54)をはじめ、3人の子どもたちも俳優や歌手として活躍する芸能一家だ。カリスマだった父親のDNAを引き継ぐ子どもたちは、とりわけ異彩を放っている。その活躍ぶりを見てみよう。

 スクリーンに欠かせない存在となったのが長男で俳優の松田龍平(32)だ。映画『舟を編む』(2013年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝き、演技派俳優としての地位を揺るぎないものにしたが、意外なことに小・中学生時代はサッカーに情熱を燃やし、俳優の道へ進むことは少しも考えていなかったという。転機が訪れたのは中学3年生のとき。会食した大島渚監督に一目で気に入られ、映画『御法度』(1999年)への出演をオファーされる。演技の経験が全くなかったため、いったんは断ったが「お父さんの子どもなんだからできるわよ」という母親の言葉に背中を押され、俳優デビューを果たすことになった。4月公開の映画『モヒカン故郷に帰る』では、髪型をモヒカン刈りにして役づくりに挑戦。演技にかける情熱はますます高まるばかりだ。

 一方、次男で俳優の松田翔太(30)はコマーシャルでひっぱりだこになっている。KDDI(au)の「三太郎」シリーズでは、桃太郎役でコミカルな演技を披露。他にも複数のCMに出演し、昨年発表されたCMタレント好感度ランキングの男性部門では首位に立った。整った顔立ちやさまざまなシーンに合わせて使い分けられる演技力が人気の理由のようだ。4月スタートの連続ドラマ『ディアスポリス-異邦警察-』(TBSテレビ系)で見せる飄々とした演技も評価が高い。9月公開の映画版では注目の俳優・須賀健太(21)と共演。2人が繰り広げる対決シーンに注目が集まる。

 俳優の兄たちとは違い、音楽の世界で活躍するのが長女のYuki(ユウキ・年齢非公表)。ボーカルを務めるエレクトロニックミュージックデュオ「Young Juvenile Youth」は、iTunesが注目の新鋭アーティストを選出する「NEW ARTIST スポットライト」に昨年、名を連ねたほどの実力派だ。12年から素性を隠し、ライブハウスなどで活動していたが、昨年6月にCDデビュー。松田優作の娘だということが公表されて話題となった。

 芸能一家の子どもと聞くと、実力が伴わないのに親の七光りで売り出されるケースが少なくないが、この3人は対照的だ。それぞれに父親の力とは別のところで、自分たちの道を切り開き、評価を受けてきた。やはり、松田優作という血を引いていることもあるのだろう。

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