恋愛が長続きしないのは「脳内ホルモン」のせいだった!?の画像
恋愛が長続きしないのは「脳内ホルモン」のせいだった!?の画像

 恋をすると、脳が「PEA(フェニルエチルアミン)」という恋愛ホルモンを分泌し、熱に浮かれたように相手を求め、物事を冷静に判断できない状態が続きます。「恋は盲目」「愛してその醜を忘る」といったことわざがあるように、恋をすると人はまるで中毒にでもなったようにドキドキし、相手に焦がれ、尽くそうとするのです。

 しかしこの「恋」、10年20年と長続きしないのが困りもの。理由は先に述べたPEAで、分泌されるとドキドキしたり緊張を感じたり不安定な状態が続きますが、こうした状態は身体に負担をかけてしまいます。なので身体を不安から守るため、脳はPEAの分泌を抑えます。そうすると出会った頃のドキドキ感をまったく感じなくなってしまうのです。

 このPEAが放出されなくなる時期は早ければ3カ月、遅くとも3~4年で訪れます。カップルが「3カ月」「3年」「4年」で別れやすくなるのは、ずばりPEAのせいなんです!!

 しかし、ドキドキがなくなったから……と別れを繰り返してしまうと、気付いたときには歳もとり、自分ひとり独身のまま取り残されてしまうことも。どんな恋も4年以上は長続きしないのだと割り切り、いま目の前にいるパートナーを大切にすることが、あなたの「恋」を「愛」へランクアップさせる最善策かもしれません!

 では、ときめきがなくなってからも愛情を長続きさせるにはどうすればいいのでしょうか。

1)束縛・依存は絶対にしない。
2)相手に対して無関心にならない。
3)スキンシップを大切にする。
4)自分磨きを怠らない。
5)互いを尊重する。

 この5つを守ることが、「恋」を「愛」にし、関係を長続きさせる方法です。互いを束縛したり依存してしまうと、PEAの放出が終わった時に感情の落差が大きくなります。お互いに友人との時間や家族との時間を持つよう心がけ、あくまでも恋人は他人であることを肝に銘じましょう。

 だからこそ互いを尊敬し、一緒にいられる時間を大切にすればPEAによるときめきが消え失せても、相手に対する愛情を保っていられるのです。長続きした恋愛は、「幸せな結婚」に結びつきます。不幸な未来にならないために……脳内ホルモンに影響されない関係を築きましょう。

文=わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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