今から30年ほど前、竹中直人さんをインタビュー取材させていただいたことがある。彼は1977年頃、ブルース・リーなどのモノマネ芸で人気が出た人物で、80年代初頭くらいまでは竹中さんを俳優ではなく、コメディアンとして認識していたような気がする。そんな竹中さんに確か、劇団青年座の近くの飲食店で話を聞かせていただいた。

 そのときの印象はとにかく、サービス精神が豊かなこと。静かに重々しく話していたかと思うと、急に怒ったり笑ったり、テレビで見せるようないろいろな表情をインタビューでも披露してくれた。あれは、取材陣を楽しませようというサービス精神によるものだということは、すぐに分かった。

 これまで250人を超える有名人をインタビューしてきたが、竹中さんほど人にサービスする人は、劇団青年座の先輩に当たる西田敏行さんを除いて他にはいない。だから、お二人のインタビューは最初から最後まで笑いが絶えなかった。そんな好人物だからこそ、竹中さんも西田さんも、俳優としても成功できたのだろうと思う。

●G3オールレディース浜名湖ビューティーカップ

 女子レーサーの魅力の一つはギャップの面白さ。俳優さながら、いろんな表情を見せてくれる。レース中の厳しい顔が途端に笑顔になったときに感じる愛らしさは格別だ。このレースにもギャップの印象的な選手はいる。美女レーサーとしても知られる、大瀧明日香選手(愛知)と永井聖美選手(東京)だ。 ともに勝率は7点前後という優秀な成績の持ち主。最終日の優勝戦では、とびきりの笑顔を見せてほしい。

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