亀梨和也といえば、ジャニーズでも1、2を争うセクシー&クールな存在である。KAT-TUNは現在活動休止中だが、セクシーさを感じさせる稀有なジャニーズタレントとして、グループを脱退した赤西仁と人気を二分していた。
当然、学生時代から大モテの人生だったに違いないと思いきや、なんと失恋を繰り返していたというから、分からないものだ。
亀梨の人生で初めての失恋は、小学校4年生の時である。さすがモテ男というべきか、彼が好きだった子から告白されたという。お相手は学年のマドンナ的な存在だったというから、まさに美男美女のカップルだったといえよう。
そのおよそ1週間後、父と東京ドームに巨人戦を観にいった亀梨は父親から欲しいものを「1個だけ買っていいよ」と言われ、数百円する巨人のマスコット、ジャビットくんのキーホルダーを手に取った。後日、彼女にプレゼントしようと即決したらしい。
そして翌日、学校帰りにそれを渡したところ、「ありがとう。でも、私、片想いのほうがいいから」と言われ、そのまま破局。恋愛の「レ」の字も知らない亀梨少年は、不可解な女心に苦悩したという。
さらに2度目の失恋は、中学へ進学後のことだ。すでにジャニーズ事務所に入所していた亀梨は、中1のオリエンテーション期間中、ある女子に恋をする。告白すると、付き合えることになり、お年玉で指輪を買った。3000円程度の安いものだが、中学生にとっては高額で、かなり頑張ったほうだろう。
当時彼女はバレーボール部員。もともとはロングヘアだったが、「長いと邪魔になるから」と、部活のためにばっさり切ってショートになっていた。その前後、亀梨も『3年B組金八先生』(TBS系)のオーディションに合格し、芸能活動が忙しくなっていく。それによって学校行事や帰り道で彼女と会う機会も少なくなり、いつしか彼女のちょっとした変化にも気づけなくなっていた。
そんな矢先に彼女のほうから「別れてください」と告げられる。それから1カ月後、その彼女が同じクラスの男子と交際しているという話を聞いた。彼女には、仕事で忙しくなっていく亀梨が遠い存在になったと感じてしまったのだろう。ちなみにその彼女は現在、すでに結婚をしてママになっているとか。
当時は切なかった出来事も、30歳になった亀梨にとっては懐かしく甘酸っぱい思い出となっているようだ。