『時かけ』ドラマ化に「橋本環奈の二の舞」を心配する声の画像
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 1967年に発表され、映画化やアニメ化もされてきた筒井康隆(81)による小説『時をかける少女』が、7月クールの連続ドラマとして日本テレビ系で実写化されることが発表された。若手女優の黒島結菜(19)が連ドラ初主演を果たす注目作だが、なぜか世間からの反応は冷たい。

 高校3年生の主人公・芳山未羽を演じる黒島は、「今までとはまた違った新しい『時をかける少女』に出会えると思います」とマスコミに向けてコメント。また、未羽のクラスメートで実は未来人という深町翔平役を、Sexy Zoneの菊池風磨(21)が演じることも決定。菊池は「様々な形で映像化され、老若男女に愛される作品であるが故にプレッシャーもありますが、今の自分にできることを全て出し切れるよう努めたいと強く思っております」と、力強く語っているという。

 しかし、名作『時かけ』が新たに映像化されるというニュースに、世間からは「原田知世の透明感のある演技が印象的すぎて超えるのは難しいだろ」「原田さんの映画の印象が強過ぎて……」「原田知世が最高だった! イメージが崩れてしまう!」と、1983年に原田知世(48)が主演を務めた作品を超えることはできないだろうとの声があがっている。また、2006年に公開された細田守監督によるアニメ版のファンからも、「アニメは越えられんだろ」「時かけはアニメが最高、実写は興味ないわ」といった声もあがっており、各世代で人気の高い『時かけ』のドラマ化でファンを満足させることは相当ハードルが高そうだ。

「『時をかける少女』は、原田知世や内田有紀(40)などが主演し映画やドラマで何度も実写化されています。同じようなパターンでいえば、薬師丸ひろ子(51)主演で大ヒットした名作映画『セーラー服と機関銃』も、橋本環奈(17)主演で今年の2月に再び実写映画化されましたが、初週2千万円台の興行収入で盛大に“爆死”してしまいました。今回、このケースを連想した人も多いのではないでしょうか。原田版、アニメ版、それぞれファンが多い『時かけ』ですので、どうせドラマ化するなら良い作品にして欲しいという思いがあるのでしょう」(芸能誌ライター)

 新『時かけ』のプロデューサー・松本京子氏は、新しいオリジナルのストーリー展開があることを明言している。新しい実写化作品が名作か駄作になるかの別れ道は、オリジナルストーリーが鍵を握りそうだ。

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