おさらいすると、「ボーダーライン」とはパチンコ用語で「収支がチャラになる千円当たりの回転率」のこと。ボーダーラインの数値は機種によって異なり、現在ホールに設置されている台の大半はだいたい16回から20回前後の数値になっています。収支をプラスマイナスゼロにするために、計算上では、ボーダーラインが16回の台に比べて、20回の台は千円あたり4回も多く抽選を受ける必要があり、逆に16回の台は4回少なくても勝負できるというわけなのです。

 もちろん一概には言えませんが、ボーダーラインの数値が低い台のほうが「勝ちやすい台」を探しやすい傾向にあります。『牙狼 魔戒ノ花』のボーダーラインは、だいたいどの雑誌やサイトを見ても約16回強。これはかなり低い部類なので、この機種は勝ちやすい台を見つけやすいと言えるんです。

 最後のオススメは、ちょっと変化球な機種『CRバスタード!!-暗黒の破壊神-』です! 原作はジャンプ黄金期を支えた、少し、いや、かなりセクシーな作品として有名な萩原一至さんの漫画作品。そのセクシーさはパチンコでも存分にいかされておりまして、打っているのが恥ずかしくなるくらいに際どい演出が盛りだくさんの一台です。

 本機が前述の2機種と大きく異なるのは、設置台数が決して多くなく、メイン機種として扱っているホールが圧倒的に少ない点。にも関わらずオススメと言える理由は、そのスペックにあります。


バスタード!!-暗黒の破壊神-
(ニューギン)
◆大当たり確率:約1/159.8
 →確変時:約1/39.98
◆確変継続率:約94%
(C)萩原一至/集英社(ジャンプコミックス)

 この機種のスペックは少々変わっていて、大当たり後に電サポ(電チューサポート:持ち玉をほぼ減らすことなく抽選を受けられる)が付かない、もしくは付いてもほんの少しというパターンがほとんど。大当たり後は必ず確変状態に移行するのですが、いわゆる連チャン状態(RUSH)に突入させるためには、この電サポ中に大当たりさせなくてはいけません。

 さらには毎回転、大当たりの抽選と一緒に、確変からの転落抽選が行われます。その転落確率は約394分の1で、転落を引き当てるまでは確変状態が続くのです。

 やや話が複雑になってしまいましたが、そんなスペックゆえ、大当たり確率が格段に高くなっている「潜伏確変」状態にも関わらず、お客さんがヤメてしまうことがよくあるのです。とどのつまり、宝の山がゴロゴロしている状態になりやすい機種というわけですね。

 そして、『バスタード!!』は朝イチでリセットされている状態の台、もしくは継続率約94%のRUSHから抜けた時のみ、通常状態が確定します。逆に言えば、それ以外は「潜伏確変」状態である可能性が高いので、RUSH抜け直後ではない回転数が浅い台があれば、積極的に狙う価値があります。

 注意して欲しいのは、仮に転落を引いてしまっても、液晶演出からは転落状態かどうかを判別できないという点。ですので、前回の大当たりから100回転を超えても当たりが引けない場合は、通常状態に戻ってしまった確率が非常に高いため、シビアに見切る必要がありますね。

 さて、この時期に狙い目となる3機種をピックアップしてみましたが、気になる台はありましたでしょうか? 新台が入れらない今の時期、ホールも集客に一苦労するでしょう。新台は勝ちやすい調整にせずとも客が集まりますが、旧台はそうはいきません。となると、出玉を還元することで集客を図るホールは普段より増える可能性があります。

 チャンスを逃すことなく、手堅く勝ちを目指しましょうね! それでは、みなさんが今日も勝てますように。GOOD LUCK☆ 

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