居酒屋メニューは“心の健康”に効果的!?「ストレス解消」にオススメのおつまみの画像
居酒屋メニューは“心の健康”に効果的!?「ストレス解消」にオススメのおつまみの画像

 職場に向かう通勤ラッシュや毎日の仕事や職場の人間関係など、私たちは日々ストレスにさらされながら生きています。ヤケ酒ヤケ食いも一時のストレス解消にはなりますが、長い目で見て身体にはあまりよくありません。時には胃腸が荒れたり、深酒で睡眠時間が減ったりと、かえってダメージになることもあります。そこでここでは、夏に向けて心身ともに元気ハツラツになれる食品の組み合わせをご紹介します。

 ヤケ酒はよくないですが、最初にご紹介するのは「ビールと枝豆」です。ビールの原料のホップはハーブの一種です。ホップには鎮静作用、消化促進作用があり、緊張や不安を和らげてくれます。また、ビールの香りはリラックス効果をもたらすという研究結果もあります。

 さらに、おつまみの枝豆には、ストレスを和らげるセロトニンの材料となるアミノ酸トリプトファンが含まれ、その合成を促進するビタミンB6も多く含まれています。よって、枝豆のストレスを和らげる機能に、ビールのリラックス効果が加わり、素晴らしいコンビネーションを生み出すわけです。ただし、アルコールの量はほどほどに!

 次にオススメなのは「海苔とチーズの豚肉巻き」。海苔とチーズを豚肉で巻いてフライパンで焼いたものです。ビタミンBやビタミンCはストレスによって消耗されるので、豚肉に豊富に含まれるビタミンB1と海苔に豊富なB1、B2、ビタミンCを一緒に摂ると効果的です。また、チーズに含まれるビタミンB12は、疲労や鬱と闘う栄養素。ちょっと気持ちが落ち込んだときにオススメの組み合わせです。

 おつまみの定番「ねぎとかつお節の冷奴」もオススメです。豆腐とねぎはミネラル要素が豊富。そしてかつお節は、一見ペラペラで頼りない感じがしますが、ビタミンやミネラルに加え、アミノ酸が豊富に含まれています。かつお節に含まれるアミノ酸、グリシンやリジンはストレスを軽減してくれたり、疲れをとるのに効果的です。これからの暑い季節、冷奴にはぜひ、かつお節をたくさんのせて食べましょう。

 なんだか居酒屋のメニューみたいな組み合わせばかりですね。でも、これらのおつまみ系メニューは、実はとても合理的なものなのです。ヤケ酒ヤケ食はよくないですが、ほどよい量を楽しみながら食べれば、ストレスもきれいに解消できるはず。心身の健康は「美味しく」保ちましょう!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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