漫画家でタレントの蛭子能収さんがテレビや雑誌などによく顔を出すようになった今から30年ほど前、テレビ局のロビーでインタビューさせていただいたことがある。その時の第一印象は、「テレビで拝見するまんまの人だな」ということ。少しも気取らず、少しも力まずに、あのまんまの表情で、静かに話し、静かに笑みを浮かべていた。

 その様子を見ているうちに、「この人はひょっとしたら(失礼!)、大物かもしれない」と思うようになった。なぜなら、蛭子さんのその飾り気のない表情は誰にでも好かれるだろうと感じたからだ。

 その直感は的中し、蛭子さんはバラエティ番組のみならず、ドラマにも進出するようになり、今では立派な芸能人の一人として活躍しているのはご存知の通り。

 あの嫌みのないひょうひょうとした表情――。蛭子さんは漫画家でもあるが、彼自身も立派な作品の一つなのかもしれない。

●第43回ボートレースオールスター(SG ボートレース尼崎)
 西島義則(広島)、茅原悠紀(岡山)、松井繁(大阪)らの男性強豪選手に混じって、女子レーサー・遠藤エミ(滋賀)が大奮闘。ぜひとも、男性陣をギャフンといわせてほしい。そうなれば、蛭子さんも大好きだという高配当舟券になることは必至! なんとしても頑張ってほしいのだが、果たして!

本日の新着記事を読む