さて、31日の判決をもって、“清原和博薬物逮捕事件”は一応の決着を迎えた。全国紙社会部の警視庁担当記者によると、「清原の逮捕は、薬物事件捜査を主導する警視庁組織犯罪対策第5課にとっても大きな手柄になったと言えます。同時に、相当な人員と労力を割いてきた“清原事件”が終わった今、次の薬物事犯を挙げるのに本腰を入れるようです」

 その言葉の通り、最近、週刊誌業界でも、有名人の黒く、キナ臭い、薬物疑惑話が飛び交っているのだ。その中で、本誌が入手した最も“逮捕に近い”といわれているのが女性芸能人のAだ。「Aは、約2年前から行確(行動確認の略。尾行のこと)されています。Aはもともと、西麻布の遊び人グループの一員ですが、そのグループは薬物でつながっていました。実際、そのメンバーの中には薬物使用で会社をダメにした不動産会社元社長もいれば、20代で不審死したファッションデザイナーもいます。そして何よりA自身、ある事件で逮捕された過去がありますしね」(西麻布の飲食店関係者)

 さらに、この遊び人グループのリーダーには、こんな話があるという。「実業家を気取っていますが、全国の反社会的勢力とズブズブの関係。薬物の調達は彼に頼めば容易。彼は、以前はよく仲間と東南アジアに遊びに出かけていたのですが、現地では薬物をキメていたともっぱらの噂です。そのメンバーの中に有力政治家(当時)まで含まれていたことから、実は、そのグループに関する捜査は、警視総監直轄案件だったこともあるのです」(内調筋) 同じく、この西麻布グループの一人として、アイドルグループのメンバーBの名前も挙がっている。さらに、この中には、同じく行確されているという大物司会者Cの名前も。「Cはハードスケジュールを縫って、徹夜での麻雀をたびたびやっている。“あのタフさはどこから!?”とささやかれていますよ」(芸能プロ関係者)

 そうかと思えば、強面で知られる俳優Dの名も浮上している。「去年のことですが、実はDは、警視庁管内で、夜中に不審な者が歩いているということで職質を受けているんです。そして以降、Dは行確対象になっているといいます。何しろ、Dの薬物疑惑は、以前から仲間内ではかなり知られていて、慕う後輩の一人が“薬物を止めてください!”と懇願したら、Dはブチ切れるどころか、“ごめんな……”と、自ら認めるに等しい返事をしたというのです。そもそもは奥さんがやっていて、夫婦で手を染めてしまったとの話もありますね」(芸能プロ幹部)

『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)や『進め!電波少年』(日本テレビ系)で大ブレイクしたお笑い芸人Eの名前も出ている。なんと、本人が薬物使用を自白した録音データがあり、すでに、それを当局も押さえているというのだ。

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