プロ野球交流戦「台風の目は横浜?」見どころ指南の画像
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 5月31日からスタートしたセ・パ交流戦。05年の導入以来、12回目となる今年も、さまざまな見どころがある。交流戦といえば、「実力のパ」が制した年が過去11回のうち、実に9回。セ・リーグでは巨人が2回優勝したのみだ。中でもダントツの戦績を誇るのが、優勝5回、勝率.616のソフトバンク。その絶対王者にひと泡吹かせるチームがあるとすれば、「超変革」を旗印に大胆なチーム改造を行っている金本阪神ではないか、との呼び声が高い。

「高山、原口、板山、陽川などイキのいい若手が揃っているうえ、金本知憲監督はほぼ毎日のようにスタメンや打順を変え、彼らを試している最中。とにかくデータが取りづらいだけに、さしものソフトバンクも苦戦するかもね」(前同) 対決は、6月17~19日の甲子園。お互い「裏ローテ」同士の対決となるうえ、打力のある両チームだけに乱打戦は必至だ。地元ファンの声援を追い風に“若虎”が台頭するかもしれない。

 そして、今年の交流戦で“台風の目”となる可能性があるチームがある。昨年、序盤戦でリーグ首位を独走しながら、交流戦で泥沼の10連敗を喫して失速。結局、定位置の最下位に終わってしまった横浜DeNAだ。「ラミレス新監督のもと、今永、石田という若手の好投手が奮闘し、チーム防御率は3.17とセで1位。5月に入ってから筒香、梶谷と、打撃面でも役者が揃い、戦績も11勝4敗1分けと上り調子ですからね。各球団に開幕以来の疲れが見える今、交流戦はもちろん、両リーグの順位の行方に大きく影響する存在になる可能性は大いにありますよ」(スポーツ紙記者) 現在は混戦模様のセ、ソフトバンク1強のパとなっているペナントレース。交流戦後にどのような順位となっているか、要注目だ。

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