真矢ミキ「元宝塚トップが事務所解雇!?」どん底からの“あきらめない”復活劇の画像
真矢ミキ「元宝塚トップが事務所解雇!?」どん底からの“あきらめない”復活劇の画像

 朝の情報番組のMCをはじめ、今やCMやドラマに引っ張りだこの真矢ミキは、元宝塚花組のトップスターだ。

 宝塚在団中に初の武道館公演を成功させるなど、「ヅカの革命児」として様々な伝説を残した彼女。退団後の芸能活動も順調そのものに思えるが、実は一度、事務所から「戦力外通告」を受けていた。

 1998年に宝塚を卒業したとき、真矢が選んだのは「2年間は舞台に立たない」という道だった。“宝塚のトップスター”という大看板を封印し、宝塚時代のファンクラブも解散した。退団直後は、ミュージカルや演劇といった舞台のオファーが続いたものの、次第にそれも少なくなっていったという。そんな真矢は、当時タモリ、堺雅人らが所属している芸能事務所の田辺エージェンシーに籍を置いていたが、2002年に戦力外通告を受け、事務所を「クビ」になってしまう。

 元トップスターがまさかの解雇。だが、彼女は2003年に『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のオーディションに自ら参加。知人から借りたリクルートスーツに身を包んだ彼女は、選考を勝ち抜き、見事に合格する。まさに「自分の力」で仕事を勝ち取り、芸能界復帰を果たす。

 そこから、真矢ミキの快進撃がはじまった。数々のドラマ・映画に出演、芸能界で存在感を放つ存在となり、彼女の「あきらめないで」というCMでのフレーズも話題となった。

 2014年には、現役タカラジェンヌとOGたちが一堂に会する「宝塚歌劇100周年夢の祭典」で司会を担当。この催しで、真矢は名実ともに「宝塚の顔」を務めた。また2015年には、芸名を宝塚時代からの真矢みきから「真矢ミキ」と改め、朝の情報番組『ビビット』(TBS系)のMCに抜擢。女優業とは違うジャンルでも活躍を見せている。

 多くの女性のあこがれとして、今なお輝く真矢ミキ。毎年「理想の上司」ランキングにも顔を出す彼女には、「強い女性」のイメージがある。どん底も味わった彼女だからこそ、そこから見える「強さ」が多くの人の心を捉えるのだろう。

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