「激ヤセに抜歯」三浦春馬他、役作りが“ヤバ過ぎる”芸能人たちの画像
「激ヤセに抜歯」三浦春馬他、役作りが“ヤバ過ぎる”芸能人たちの画像

 女優の酒井若菜(35)が自身のブログで、現在放送中の連続ドラマ『火の粉』(フジテレビ系)での役作りのため、「前歯を一本抜きました。そして、銀歯を入れて撮影していました」と明かし、ネットで「(第4話、5話だけの)ゲスト出演なのに凄い」など、過激な役作りが話題になった。この件について酒井は、4月26日に出演したラジオ番組『荻上チキ・Session-22』(TBS系)で、「もともとが差し歯で、自分の歯を抜歯したわけではない」「中の歯が折れているかもしれないから、そのうち治療しましょうねと言われていて、チャンスがあったら歯を抜いて、役作りの一環として何かできないかなとタイミングを図っていた」と詳細を説明。「ペンチでガーッて抜いたとか、イカれてない」と笑いながら語っていた。しかしたとえ銀歯に差し替えたとしても「ゲスト出演でも、必要ならば歯の一本くらい抜く」という、凄い女優根性であることには変わりがないだろう。

 そんな酒井だけでなく、芸能界には役作りがヤバ過ぎる俳優たちがいる。俳優の鈴木亮平(33)は演じる役柄に応じて肉体改造を行っていて、2013年4月公開の映画『HK/変態仮面』で主役を演じるため、体重を一度15kg増量したうえで、脂肪をそぎ落とすという身体作りをした。その後、2015年4月に放送開始した連続ドラマ『天皇の料理番』(TBS系)では、主人公の病弱な兄役を演じるため、76kgあった体重から第1話の段階で8kg減量。さらに4か月かけて徐々に痩せていき、亡くなってしまう回までに12kg減量。頬がゲッソリとこけた姿は視聴者に衝撃を与えた。ドラマ収録後、今度はわずか40日間で30kg増量して、2015年10月公開の映画『俺物語!!』では、屈強な肉体を持つ主人公の高校生を演じた。

 2006年放送の連続ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)で、志田未来(23)演じる14歳のヒロインの恋人を演じ、注目を浴びた俳優の三浦春馬(26)。彼は2014年1月放送開始の連続ドラマ『僕のいた時間』(フジテレビ系)で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病に侵されてしまう主人公を演じるため、元々細身だったのに、さらに7キロkg減量した。ドラマのことを知らなかったファンからは、激ヤセした三浦を見て「拒食症なのでは?」など、不安の声が続出。見た目以上に減量のダメージはかなり大きかったようで、ドラマ収録後、体調を崩したのか、番組打ち上げのパーティーに、主役だった三浦の姿はなかったそうだ。

 濃いキャラで多様な役をこなす俳優の北村一輝(46)は、1997年公開の映画『鬼火』でゲイバーのママ役で出演。役作りをするために何週間も新宿二丁目の通りに立ち、店に行く金が無いので、声をかけて来たソノ筋の人たちにゲイバーに連れていってもらっていた。主演の原田芳雄(満71没)は撮影現場で初めて会った北村の黒のショートパンツ姿を見て、てっきり本物のゲイを起用したものと勘違いしたという。また、1998年公開の映画『JOKER 厄病神』でチンピラ役を演じるため、育ちの悪さは口元にでるだろうからと、前歯を9本抜歯したうえ、2本を削って溶けたように整形した。

 2005年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞した、甘いマスクのイケメン俳優、中村蒼(25)は2015年10月放送開始の連続ドラマ『無痛~診える眼~』(フジテレビ系)で、先天性無痛症で無毛症の患者役を演じるため、頭だけでなく眉毛も剃ってしまった。また、医療研究のために身体を鍛えるという設定もあったため、ジムに通い、それまでの中村のイメージにない、筋肉隆々ボディを作り上げた。

 NHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの父親役を演じた俳優の西島秀俊(45)は、2011年の映画『CUT』でイラン人の映画監督、アミール・ナデリ(69)から、役作りのために「誰とも話すな。演技に集中しろ」と指示された。演じる役は、映画監督を目指していたが、兄が残したヤクザ相手の借金を返すため、身体を張った「殴られ屋」をすることで金を稼ごうとする男。監督や通訳と英語で会話する以外は一か月半、共演者やスタッフの誰とも喋ることなく、日本語の話し方を忘れてしまったそうだ。

 演技だけでなく、身体も演じる役に寄せてしまう、ストイックな役者魂には驚くばかりだが、身体と精神のバランスだけは壊さないで活躍してほしいものだ。

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