松本潤に城島も!? 「ジャニーさんの即決」でジャニーズ入りした逸材たちの画像
松本潤に城島も!? 「ジャニーさんの即決」でジャニーズ入りした逸材たちの画像

 東山紀之やSixTONESの京本大我(京本政樹の愛息子)、同じく森本慎太郎(兄は元Hey!Say!JUMPの森本龍太郎)などに代表されるように、ジャニーズタレントの中には稀にオーディションなしで、ジャニー喜多川社長自らが獲得に動いた例がある。通常は、履歴書を送付し、オーディション参加という過程があって、「忘れた頃に」ジャニーさんから直接、「YOU、~に来ちゃいなよ」という連絡を受けて、次のオーディション会場やコンサート会場に呼び出される。しかし、前述のように顔パス状態で、気づけばジャニーズJr.になっていることもある。

 今クールの連ドラで最高平均視聴率を叩き出している『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の主演、嵐の松本潤は、特待生の扱いでジャニーズに入所した。小学生の時、自分で履歴書を書いて送付。後日ジャニーさんから突然、「今、レッスンやってるから来ちゃいなよ」と電話で呼び出されたという。あいにくその日は、野球の練習を予定していたが、家族会議の末、「こんなチャンスはない!」と、指定された東京の六本木にあるテレビ朝日の第1リハーサル室へ連れていってもらった。

 その時、稽古場として使用していた部屋を掃除していたおじいさん、それがジャニーさんだった。丸い目に、くっきりしたまゆ毛、ほりの深い顔に天真爛漫な性格の松本は、オーディションに来たたくさんの男子の中でも目立つ存在だった。そして入所は即決。とんとん拍子でジャニーズJr.入りし、当時は「特待生」と注目された。

 一方、両親の離婚を経験し、転校を繰り返して不登校気味になったという暗い過去がジャニーズ入りのきっかけとなった者もいる。TOKIOの城島茂である。彼の場合は、自分の環境を変えたくて、自ら履歴書を送付した。その後、ジャニーさん本人が直接「ジャニーズ事務所のジャニー喜多川です」と電話をかけたが、城島はジャニーズ事務所の社長がジャニーさんだと知らなかったらしい。

 後日、ジャニーさんは城島が住んでいた関西地方に行く用事があったため、城島をホテルに呼び出し、面接がてらお茶を飲んだ。その時の城島の素朴な雰囲気や、どこにでもいる普通の中学生という感覚が逆に魅力的で、即採用が決まる。しばらくは実家の奈良県から東京に通わせ、のちに合宿所に住ませた。城島が生まれて初めて食べた高級焼肉はジャニーさんがご馳走してくれたものだった。

 結果として松本も城島も、いまや誰もが知る人気グループの一員となった。ジャニーズの「ゴッドファーザー」ジャニーさんがスターを見出す目に間違いはないようだ。

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