先頃、長年務めた人気番組『笑点』の司会者を辞した桂歌丸師匠(79)に、数年前、インタビューさせていただいたことがある。取材場所は東京・下町で催された落語会の控え室。高座を終えて時間通りに現われた師匠は深みのある緑色系の羽織を着け、その細い体からは、落語界の重鎮らしい重みのあるオーラが放たれ、その目はまっすぐこちらに向いていた。ひと言で表現すれば、「テレビで見るより、遥かにカッコ良かった」

 歌丸師匠が『笑点』の司会者になられたのは2006年5月のことだという。それから10年もの長い年月、人気番組の司会者を務め上げてきた師匠は、さまざまなご苦労を乗り越えてこられたのだと思うが、その経験がしっかり実になって、カッコいい高齢者に、押しも押されもせぬ落語界の重鎮になられたのだろう。ご苦労様でした、歌丸師匠——。

●第26回グランドチャンピオン(6/21~26=ボートレース蒲郡)
 茅原悠紀選手(岡山)や桐生順平選手(埼玉)などの若手も応援したいが、彼らより気になるのが重鎮ともいえる選手たち。デビューした頃から応援しているのだが、当時は初々しいルーキーレーサー。それがG1やSGの常連となり、賞金王を競うボート界の重鎮にまで育った。中でも、松井繁選手(大阪)と山崎智也選手(群馬)には、優勝戦までこぎつけてSG優勝の美酒を味わってほしい。頑張れ、ベテラン!

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