有村架純に清水富美加、朝ドラ「ヒロイン落選後にブレイク」した女優たちの画像
有村架純に清水富美加、朝ドラ「ヒロイン落選後にブレイク」した女優たちの画像

 10月より放送される2016年度下半期のNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の主要出演者が5月16日に発表され、女優の芳根京子(19)演じるヒロインの女学校時代の同級生役に、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子(21)が起用されることがわかった。のちにメンバーの玉井詩織(21)は、ももクロメンバー全員がオーディションに参加していたことを暴露。さらに百田自身もヒロインのオーディションに落ちたものの、その後、改めて別役に抜擢された経緯を明かしていた。これまで人気女優の登竜門となってきた朝ドラ。ヒロインの座を勝ち取るのは、やはり相当大変なことらしい。

 視聴率20%超えが当たり前で、注目度抜群なのがNHKの朝ドラ。たとえ脇役であっても本人にとって大きなチャンスとなるのは間違いない。かつて『あまちゃん』のヒロインとなった能年玲奈(22)が事務所とのトラブルで引退危機を囁かれる一方で、ヒロインのオーディションに落ちたものの別役に抜擢された有村架純(23)や松岡茉優(21)がブレイクするなど、たとえヒロインになれなくても朝ドラ出演を経て人気女優となった例はごまんとある。

 たとえば波留(25)が主演を務めた2015年度下半期の『あさが来た』では、脇役だった小芝風花(19)が『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)に出演、同じく吉岡里帆(23)が『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)に出演するなど、朝ドラ後にもさまざまなドラマに引っ張りだこだ。2人はともに『あさが来た』のヒロインオーディションでは、最終選考まで残っていたという。

 土屋太鳳(21)がヒロインとなった2015年度上半期の『まれ』では、“ふみカス”の愛称で親しまれている清水富美加(21)がヒロインの同級生役を演じて、ブレイクの足がかりを掴んでいる。彼女もヒロインのオーディションを受けたものの、一度は落選。脇役での起用の打診に最初は断ろうとしたが、「実力のある俳優が集まって、半年近くもご一緒できる。これほど自分が成長できる現場は他にない」と思い直して、オファーを受けることにしたそうだ。

 そして2006年に月9ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)でブレイクすることになる上野樹里(30)は、2003年度下半期の『てるてる家族』のヒロインオーディションで石原さとみ(29)の次点となり、三女役で出演した。ちなみに本来、上野演じる三女は真面目な優等生役だったが、天然すぎる上野を面白がった制作者が「行き詰まるとマンボを踊りだす」キャラにしてしまったという逸話が残されている。

 ヒロインはもちろん、そのオーディションで落選した女優をもブレイクさせてしまう朝ドラ。『べっぴんさん』では、ヒロインのオーディションに落選した百田夏菜子がどんな演技を見せるのか、注目したい。

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