2つ違いの姉・石井寛子選手は早くから自転車競技に打ち込み、2012年の全日本選手権チームスプリントでは優勝を飾っている。一方、妹の貴子選手は小学校の頃から陸上競技に取り組み、自転車競技とは縁のない生活を送っていた。
そんな姉妹が2011年12月16日、日本競輪学校に合格して、ともに104期の同期の競輪選手となった。当時、競輪を志した動機について貴子選手は、「努力次第で結果がついてくる世界に魅力を感じたし、姉も誘ってくれたので」と後に語っている。
貴子選手のデビューは13年5月11日、松戸競輪場。初勝利は同年5月12日の同場だった。初優勝の美酒は14年3月10日の小倉競輪場で味わうことができた。
今後に向けて本人は、「脚力をつけて魅力のあるレースをしたい」と意気盛ん。そんな積極的な姿勢を持ち続ける限り、ガールズケイリン決勝の常連、姉・寛子選手に追い付き追い越す日も決して遠くはない。なお、次走は、7月1日~3日の豊橋FII戦に出場予定。