そのキッカケは、意外にもMISIAのコラムなんです。MISIAって、あのMISIAです。音域の広さに定評がある、歌姫のMISIA。「日清カップヌードル」のCMでもおなじみの、あのMISIAです。……ってさすがにしつこいですか(笑)。

 なんでMISIA? と思うでしょうね。大学生の頃、ゴロゴロしながら読んでいた女性誌に掲載されていたMISIAのコラムに、「周囲の勧めで『ガンダム』を観てみたらハマった」と書かれていて、ただそれだけの内容だったんですが、妙に気になったんです。

 偏見で申し訳ないのですが、当時の私の『ガンダム』に対するイメージは、「オジサンとオタクが好きなアニメ」。だからMISIAのイメージと『ガンダム』がどうしても結びつかなくて。とりたててMISIAのファンというわけでもなかったのですが、学生なので時間だけは腐るほどあるし、「暇つぶしに観てみるか」って、軽い気持ちで劇場版三部作を借りてきたんです。

 で、まんまとドハマリ。劇場版では物足りなくて、テレビ版全話を観て、その後は『Z』『逆襲のシャア』『ポケットの中の戦争』と、宇宙世紀ものを片っ端から視聴しました。

『ガンダム』は各キャラクターが濃くて、セリフひとつひとつの力が強いんですよね。アムロの「親父にもぶたれたことないのに」というセリフが有名ですが、私はキシリア・ザビの「意外と兄上も甘いようで」が好きですね。あとは『Z』に登場するハマーン・カーンの「恥を知れ! 俗物!」や、パプテマス・シロッコの「落ちろ! カトンボ!」なんかもたまらない!

 いちいち過剰なんですよね。イキ過ぎていて笑っちゃうんですよ。作品の軸は素晴らしいのに突っ込みどころが多いっていうのも、『ガンダム』の魅力だと個人的には思っています。

 もちろん、パチンコ版の『ガンダム』では、そういった名セリフや名シーンがふんだんに使われています。思い入れが強い版権の台って、原作に出てきたシーンを観たいがために打つって方もきっと多いですよね。私もそうです。勝ち負けを度外視してでも打ってしまうこともよくあります。

 ただ、パチンコファンの中には、版権モノはもうお腹いっぱいって方も多いはず。人気作品だと版権料も高くなってしまうことが多いので、その分、パチンコの機械台が高くつく。で、そのしわ寄せが最終的にどこに向かってしまうかと言うと、打ち手なんですよね。だから、『牙狼』や『北斗の拳』といった確実に長期稼働が期待できるシリーズ以外の版権モノは、新装直後は勝ちづらく調整されることがほとんどです。

 自分が好きな版権のパチンコ台が登場した時は、今すぐにでも打ちたい気持ちをグッとこらえて、1カ月以上待つのが吉なのです。1カ月以上たっても人気がキープできているようなら、勝ちやすい狙い目台に昇華する可能性大! 残念ながら人気が出なかった場合は、1パチなどの低貸コーナーへ回ることが多いので、そこでじっくり遊ぶというのも手かもしれません。

 ちなみに、今回の『ガンダム』は以前紹介した『パトラッシュJ』同様、ヘソ賞球が5個なので、投資スピードが抑えられるスペックとなっています。まったりじっくり遊びたい方にはオススメですので、ぜひ打ってみて下さいね♪

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