堀北真希も! 豪華キャストなのに「打ち切りになった」低視聴率ドラマの画像
堀北真希も! 豪華キャストなのに「打ち切りになった」低視聴率ドラマの画像

 テレビドラマを制作する側にとって、絶対に避けたいのが、視聴率低迷による番組打ち切りだ。当初は、高い視聴率を期待していても、その思いとは裏腹に惨敗するケースも少なくない。これまでにどんなドラマが打ち切りの憂き目を見ることになったのか、その理由を交え、紹介してみよう。

 まず初めは、2006年に放送された日曜劇場『鉄板少女アカネ!!』(TBS系)。堀北真希(27)にとっては地上波の連ドラ初主演作で大いに話題を集めたが、視聴率は6~11%台と低迷。全10話の放送予定だったが、結局9話で打ち切りになってしまった。ストーリーの稚拙さや主人公の明るくはじけたキャラが堀北とはミスマッチだったことなどが、原因だといわれている。追い打ちをかけるように、直後に放送された日曜劇場『華麗なる一族』(TBS系)が平均視聴率30%超えの大ヒットを記録したことから、その差が浮き彫りになってしまった。

 打ち切りといえば、2003年に放送された『ひと夏のパパへ』(TBS系)も忘れてはならない。上戸彩(30)の初主演ドラマだったが、アクの強い北村一輝(47)を上戸の父親役にしてしまうミスキャストや、思わずツッコミを入れたくなるストーリーでは視聴者にそっぽを向かれるのも当然で、全ての話が1ケタ台の視聴率を記録。1話分を強引にカットしたため、最終話は違和感ありありの展開になった。

 同じく上戸彩が主演を務めたのが、2006年に放送された『下北サンデーズ』(テレビ朝日系)。舞台が小劇団という一般受けしない設定だった上、脚本家が他の作品と仕事を掛け持ちしていたため、シナリオの出来が中途半端だったといわれており、視聴率は不振を極めた。そのため、全10話の放送予定だったが、1話削られるハメに。上戸にとっては、『ひと夏のパパへ』を彷彿とさせる悪夢となった。

 テレビ朝日では、『レガッタ〜君といた永遠〜』(2006年放送)も1話早く打ち切られている。第1話の視聴率は9.5%だったが、主役を務めた速水もこみち(31)の演技力のなさが致命傷となり、第2話では5.2%にまで急落。平均視聴率もたった5.4%しか取ることができなかった。後に視聴率が低い状態をからかい、「レガる」という造語が生まれるなど、その失敗ぶりは今なおテレビ業界で語り継がれているという。

 こうして見てみると、スターが主演しているからといって、視聴率を稼げるわけではないことが分かる。それほど、ドラマづくりは難しく、視聴者の目は厳しいものなのだ。

※数字はビデオリサーチ調べ(関東地区)・対象期間=2003年1月~2016年4月・対象番組=NHK、深夜枠を除く民放ドラマ

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