傘を手でクルクル巻くのはNG!?「傘の正しい扱い方」教えます! の画像
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 梅雨シーズンまっただ中、この時期の必需品といえば傘ですが、毎日持ち歩くものだけに、お手入れはちゃんとしておきたいものです。そこで、お気に入りの傘を長持ちさせる「正しい傘の扱い方」を紹介します。

 これは大半の人がやっていそうですが、手のひらで傘をクルクル巻いて畳む……これが実は傘を傷める原因です。撥水加工がしてある傘の生地部分は油に弱く、頻繁に触るのはNGなのです。ハンドクリームをつけた手で触るのは論外。筋状の線ができて、見た目にも美しくなくなってしまうんだそうです。傘は生地の折り目をつまむように持ち、一枚ずつ軸に巻き付けるように畳みましょう。

 また、傘の水気を切ろうとして左右に回したり、傘の先端を床にトントン打ちつけるのもダメです。傘はタテの動きを前提に設計されているため、横に動かすと骨が外れるなど、故障の原因になります。正しくは、傘を開けたり閉じたりを繰り返して雨水を切ります。その際、大きく一度に開け閉めするのではなく、半開きで優しく行うのがポイントです。

 使い終わった傘は開いた状態で陰干しして、生地を完全に乾かしましょう。そのまま畳んで傘立てに立てておくとカビ臭くなってしまいます。また、ドライヤーの温風をかけるのも効果があります。この時、長時間当て過ぎたり、生地にドライヤーを近づけ過ぎないように注意しましょう。手の油や汚れで弱まった撥水加工がドライヤーの熱で復活するそうです。

 そして、たまにはお手入れも必要です。雨には空気中の汚れが含まれています。そのため傘は結構汚れているので、定期的に丸洗いするのがいいでしょう。使うのは洗濯用の洗剤を5~10倍に薄めたもの。スポンジにたっぷり含ませ、傘の表面を丁寧に洗い、しっかりと洗い流します。陰干しで乾かして、仕上げに防水スプレーをすれば完璧です。

 例年、関東地方の梅雨明けは7月下旬頃です。今年の梅雨は雨が少ないとはいえ、まだまだ雨の日が続きそうです。キレイな傘で憂鬱な梅雨を気分よく過ごしましょう。

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