人をさらって妻に!? まさかの「誘拐婚」が存在する地域の画像
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 街でたまたま見かけた女の子に一目惚れしたので、誘拐してムリヤリ妻にする。現代でも、こんなことが公然と行われている場所があります。中央アジアのキルギスです。現地で「アラ・カチュー」と呼ばれる誘拐婚の手口は、まず男が親族や友人の手を借り、目当ての娘を拉致。自宅に監禁します。すると男の親・兄弟が現れ、泣き叫ぶ娘を取り囲んで結婚の承諾を迫ります。

 そして驚いたことに、この誘拐婚の成功率が意外と高いのです。キルギスでは処女性がきわめて重要視されます。たとえ誘拐でも、男の家で夜を過ごした女性は「純潔ではない」とみなされ、一生結婚できない可能性が高くなります。このため、最初は必死で取り戻そうとしていた女性の家族も、一夜たつとあきらめ、結婚を認めることが多いとか。

 キルギスでは20年ほど前、誘拐婚を法律で禁止しました。しかし、警察は「家庭内の問題」と取り締まりに消極的。抑止力にはなっていないようです。キルギスでは、誘拐された女性の何%ぐらいが結婚を受け入れるといわれている?

答え:80%

出題:浜川卓也

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