綾野剛に玉木宏、声優仕事も評価が高い俳優たちの画像
綾野剛に玉木宏、声優仕事も評価が高い俳優たちの画像

 洋画やアニメでは、定番となりつつある芸能人の声優起用。7月9日公開予定のフルCG長編映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』では、俳優の綾野剛(34)が声優に初挑戦。声が枯れるほど稽古に励み「完璧にこなした」と評価は高い。調べてみると、他にも意外な芸能人が声優にチャレンジし、高い評価を受けていることが多い。どんな面々がいるのか、出演作品とともにまとめてみよう。

 まずは映画『ジュラシック・ワールド』(2015年)で主役の吹き替えを務めた玉木宏(36)。何事にも動じない頼りがいのある男という、声だけでは演じにくい役柄だったが、そのイメージ通り、ワイルドな演技を披露。ネット上では、「上手で違和感なかった」「低くてちょっと鼻が詰まったような声、好き~」などといった、演技力やイケボイスを賞賛する声が聞かれた。これまでにアニメ映画『マダガスカル』シリーズなどで吹き替えを務めてきており、そうした経験の積み重ねが本作品での好演につながったようだ。

 女優の天海祐希(48)も、声優として高い評価を受けた中の一人。アニメ映画『ミニオンズ』(2015年)で女怪盗スカーレットを演じた天海は、力強くセクシーな役柄を豊かな感情表現で見事に演じ切っていて、「まさにハマり役」と観客から好評だった。宝塚歌劇団時代には、男役のトップスターだっただけあり、男勝りの女怪盗役もお手のものといったところか。本作品に続き、今春公開したアニメ映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』でも好演を見せており、今後もアニメ界での活躍から目が離せない。

 女優といえば、アニメ映画『バケモノの子』(2015年)で声優を務めた宮﨑あおい(30)も忘れてはならない。男の子という難しい役どころだったため、稽古の際にいくつかのパターンでセリフを読み、どれが一番しっくりくるかを考え抜いたそうだ。さらにアフレコでは、劇映画のときと同じく、体全体で表現しながら演じたというから驚かされる。そうした努力が功を奏したのか、アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)で主役を演じたときを上回る演技力を見せつけた。

 その他には、アニメ映画『インサイド・ヘッド』(2015年)での共演が話題となった竹内結子(36)と大竹しのぶ(58)、『マーベル・シネマティック・ユニバース』の映画シリーズで3作にわたりホークアイの役を務めた雨上がり決死隊の宮迫博之(46)の吹き替えが好評を得ている。

 ベテラン俳優でさえ、声優を務めるのは難しいもの。それだけに、高い評価を受けている芸能人の苦労は想像に難くない。

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