水分補給の味方「経口補水液」、実はカンタンに手作りできる!の画像
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 夏になると特に大切になってくるのが水分補給です。夏でなくとも、人体からは1日2リットル近くの水分が排出されているといわれています。そのため、汗をかく夏は食物を摂取して作られる水分に加え、毎日約2リットルあまりの水分を摂る必要があります。

 水分を摂らないと、血液中の水分量が低下し、血液が流れにくくなります。そうすると、血栓や動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。また、水分を摂らなければ身体に不要なものが排出されなくなるので、痛風の可能性や尿路結石になるリスクも高まっていきます。

 最近では、夏の暑さによる熱中症を防ぐため、水分補給に最適な「経口補水液」が市販されています。製薬会社から出ているものは、研究やノウハウの蓄積により、人間が吸収しやすいベストな成分配合となっています。もちろんそうした市販の経口補水液を買って飲むのもよいのですが、風邪で急に熱が出たり、下痢をしたり、熱中症が疑われるときには、自宅で簡単に経口補水液を手作りできるので、ご紹介しましょう。

 材料は水1リットル、塩3グラム(小さじ1/2)、砂糖40グラム(大さじ4と小さじ1強)をよく混ぜるだけ。あればレモンなどで風味付けをするとよいでしょう。市販の経口補水液のようにミネラル類も摂るのであれば、ミネラルウォーターで作るといいかもしれませんが、水分補給だけなら普通の飲料水で十分です。

 経口補水液は、本来美味しく飲むものではなく、あくまでも水分補給のためのものです。一気に飲み干すのではなく、時間をかけて少しずつ飲むようにしましょう。普段の水代わりに頻繁に飲むと、塩分と糖分の過剰摂取になる可能性がありますので気をつけましょう。

 夏は特に水分摂取を心掛け、外での活動が多いときや暑さで体調がおかしいと感じたときに、経口補水液を飲むといいかもしれません。熱中症に気をつけて楽しい夏を過ごしましょう。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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