武田鉄矢「ハンガーヌンチャク」解禁で、世代間ギャップが浮き彫り?の画像
武田鉄矢「ハンガーヌンチャク」解禁で、世代間ギャップが浮き彫り?の画像

 俳優の武田鉄矢(67)が、主演舞台『梅と桜と木瓜(ぼけ)の花』の中で、29年ぶりに“おはこ”の「ハンガーヌンチャク」を披露することが明らかになった。この禁断の技の解禁に盛り上がる声が上がるなか、若者たちからは「なんだそれ?」という意外な反応が上がり、世間のおじさん世代はショックを隠せないようだ。

 ハンガーヌンチャクとは、1982年から1987年までに全5作が公開された映画『刑事物語』で、武田演じる片山元が、クライマックスで敵を倒すために使う必殺技。ハンガーをヌンチャクのように振り回し、敵を「ホァーッ、ホァーッ」となぎ倒していくというもので、絵面のシュールさにも関わらず、大ブームを巻き起こした。しかもこの技、主人公を演じた武田本人が自ら考案したという驚きのエピソードまである。

 映画が終わってからはお目にかかることのなかったハンガーヌンチャクだが、マスコミに向けて開かれた会見で武田は、「(舞台の演出上)何か武器を持たなければいかなかったし、封印し続けると古びていくだけだからね」という理由で、ついに封印を解いたことを明かし、衰えぬハンガーさばきをしてみせた。

 これに往年のファンは大興奮だが、意外だったのは若者たちの反応だ。「ハンガーヌンチャクってなんだそれ」「ハンガーってw ダサいな」「金八以外にもシリーズがあったんだ」といった声が上がり、それを見たおじさんたちからは「あれを知らないとは、俺も年をとったな……」「そうか、もうそういう時代なのか……」と世代間のギャップがあらわになった。

「『刑事物語』は樹木希林(73)、西田敏行(68)、田中邦衛(83)、タモリ(70)など大スターたちが出演し、武田のアクションシーンも大人気な作品だったのですが、90年代以降に生まれた人はほとんど知らないでしょうね。ハンガーヌンチャクも本人が言うように封印していたので、初めて見るという人も少なくないでしょう。僕たちにとっては胸躍るシーンなんですけどね」(映画誌ライター)

 しかし、アクション女優の武田梨奈(25)が、ラジオ番組の中でハンガーヌンチャクを練習していることを明かしており、少なくともその魅力にひかれている若者もいる。この封印を解き放ったことで、当時の若者だけでなく、今の若者たちの心をもつかむことができるかもしれない。

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