「現金VSクレジットカード」ムダ遣いが減るのはどっち?の画像
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「いつもニコニコ現金払い」「ポイント狙いでクレジットカード(クレカ)払い」あなたは、どちらを使うことが多いですか。今回は、現金とクレカ、どちらのほうがよりお得なのか、調べてみました!

●現金のメリットとデメリット
 現金は、手元にあるお金しか使えないので、1円単位まできちんと把握できることが、なによりのメリットです。「今日は1000円で1日過ごすぞ!」と思ったら、1000円だけお財布に入れておけばいいので、節制しやすく、かつやりくりする楽しみを知ることができます。
 デメリットとしては、不意に欲しいものがあったとき、その場で手持ちがなければ買えない、ということです。また、キャッシュカードで現金を引き出そうとする際、手数料がかかることがあります。でも、それはあくまでも例外的。現金払いには、「節約しやすい」というメリット以外に、デメリットはほぼないと言ってもいいでしょう。

●クレジットカードのメリットとデメリット
 対してクレジットカードの一番のメリットは、ポイントやマイルが貯まる、ということです。クレジットカード会社にもよりますが、100円につき1ポイントが貯まり、そのポイントを1ポイント1円で換算して買い物に使えたり、遊園地や航空券のチケットに交換できることがあります。また、クレジットカードがあれば日本ではほとんどの場所で買い物ができるので、大きなお財布を持ち歩く不便さを解消することができます。さらに、どこでいくら使ったかを、クレジットカード会社がまとめておいてくれるので、家計簿をわざわざ別途作ったり、確定申告にあたっていちいち領収書を引っ張り出す必要もなくなります。小さなお店(飲食店、雑貨店)はクレカに対応していないことが多いので、そうした店でのむだ遣いは確実に減ります。その分「あれ、欲しかったのに……」「食べたかったのに……」というストレスは増えるかもしれませんね。
 もちろん、メリットばかりではありません。クレジットカードは、「年会費」がかかるものが多いです。年会費分以上にポイントが貯まる買い物をしなければ、クレジットカードを持つメリットはなくなります。また、いくら使ったかすぐに把握しにくいのもデメリットで、ついつい使い過ぎてしまうことも多くなります。また、ランチや3000円以下の少額の買い物の場合はクレカを使えないお店が多く、現金の用意もないと厳しい場合があります。

 メリットもデメリットもほとんどない現金。メリットは多いけれどデメリットも多いクレカ。いったいどちらを使うことが、お得なのでしょうか。答えは単純です。シチュエーションに合わせて使い分ければいいのです。

 日頃の生活費など、節制したいことに対しては現金で対応し、3000円以上の買い物はクレカを使い、いくら使ったかをスマホアプリなどでしっかり管理しておきましょう。また、コンビニなどで買い物をすることが多い人は、クレカ払いの電子マネーを使うとさらにお得になります。現金同様に残高が分かるのでむだ遣いもしにくくなります。

 現金とクレカ。美味しく生活したいなら、両方使いがマスト。メリットもデメリットも、結局のところは「使い手」であるあなた次第なのです。上手に使い分け、ノンストレスな生活を手に入れましょう。

文=わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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