厳しい自然界を生き抜くために、動物はさまざまな武器を備えています。スカンクの場合は臭い。敵が近づくと強烈な悪臭を放ちます。その悪臭のもとは、オナラのような気体ではなく液体。肛門の横にある「肛門嚢」から出る分泌液です。スカンクは敵の顔に向かって分泌液を発射しますが、かなり正確です。4~5メートルの距離なら高い確率で命中。のたうち回るほどの悪臭は石鹸で洗ったぐらいでは落とせないそうです。
他の動物には耐えがたいその臭いも、スカンクにとっては芳香なのでしょう。交尾のときはオスもメスも悪臭を放ちながら興奮を高めます。スカンクの臭い攻撃を受けた動物のほとんどは、二度とスカンクに近づこうとはしません。しかし例外もあります。悪臭にもまったくひるまず、スカンクを捕食するのは?
(1)ヘビ
(2)クマ
(3)フクロウ
答え:(3)鳥類は嗅覚が鈍く、臭いをあまり感じない。
出題:浜川卓也