俳優の石坂浩二(75)が、来春テレビ朝日で新設されるシニア向け帯ドラマ枠の第1弾『やすらぎの郷』で主演を務めることが分かった。出演者には大女優の浅丘ルリ子(76)や加賀まりこ(72)などがいるのだが、石坂にとって浅丘は元妻で、加賀は元恋人。かつて“三角関係”にあった3人の共演に注目が集まるかと思いきや、「ネタが古すぎるだろ!」と世間からツッコミが入っているようだ。
石坂は、加賀と1966年に上演された舞台での共演をきっかけに交際を開始。当時人気絶頂の2人だったため大きな話題となった。しかし2人は破局し、その後、浅丘のファンである石坂のため、加賀が浅丘に「一度会ってあげて」と頼み、2人を引き合わせた。これをきっかけに石坂と浅丘は交際し、1971年に結婚に至った。新婚当時、加賀は石坂に対してまだ未練が残っていたともいわれている。
そんな3人の共演が見どころではあるのだが、世間からは「いやいや、さすがに40年前の石坂の恋愛関係とかどうでもいいわ!」「そのスキャンダルは古すぎるでしょ」「本当にシニア狙いすぎだよ」といったコメントが殺到。どうやら若者たちにとっては、石坂の三角関係はまったく好奇心をソソられないことのようだ。
「小泉今日子(50)が離婚から7年後に、映画『毎日かあさん』で元ご主人の永瀬正敏(49)との共演を果たしています。インタビューなどでは、離婚しても互いに尊敬しあっている姿を見せていて、当時も話題になったのですが、なかなかこういったケースはまれ。いまは一般的にも熟年離婚が多いですから、石坂さんたちがドラマで見せるだろう“離婚後の夫婦”の姿は、シニア層にとって注目のハズですよ」(芸能誌記者)
このドラマの脚本を手がけるのは、『北の国から』(フジテレビ系)を生み出した大御所脚本家、倉本聰(81)。俳優3人の関係性を抜きにしても、十分注目に値するドラマだろう。