スイカには「とんでもない栄養素が詰まってる」って本当?の画像
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 夏の代名詞と言っても過言ではないスイカは、果肉に90%以上の水分を含んでいます。アフリカの砂漠に自生する野生種のスイカは、甘味があまりないそうですが、水分に加えナトリウムとたんぱく質を含んでいるため、その地で生活するためには適した栄養源なのかもしれません。

 夏の砂漠で育つということは、スイカが猛暑を生き抜くパワーを持っているということです。私たちも、その対抗策のお裾分けをありがたくいただいちゃいましょう。

 スイカの赤い果肉にはトマトよりも多くのリコピンが含まれています。リコピンは抗酸化作用を持ち、老化予防に効果的。動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病を予防する手助けをしてくれます。肌老化防止にも効果があるので、少しでも健康な肌になりたい人はスイカを食べましょう。

 最近ではクリームスイカなど、果肉が黄色のものもスーパーなどで見かけるようになりました。こちらにもキサントフィルという抗酸化作用を持つ成分を含みます。しかもこの成分には、脂肪燃焼効果もあるのだとか。女性に嬉しいスイカですね。

 また、スイカには少量ですがシトルリンという成分が含まれています。これには血管を広げる働きがあるため、冷え性やむくみの改善につながります。体を冷やすスイカが同時に冷え性の改善につながる成分を持つのなんて面白いですね。

 他にも、ビタミンAやビタミンC、カリウムを多く含んでいるので、新陳代謝を促して皮膚を健康に保ち、余分な塩分を排出してむくみを改善するという美容面に嬉しい効果もあります。

 甘いスイカの特徴はシマ模様のうねりが強いものだそうです。また、上部のツル部分が凹んでいるものほど甘いそうです。

 昔からスイカに塩をかけますが、これは甘みを際立たせるだけでなく、水分と糖分、ミネラルのバランスを整えるので、スポーツドリンクのような成分を摂取することができます。暑さを生き抜くスイカの底力を借りて、今年の猛暑も乗り切りましょう。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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