高知もASKAも清原も…中年オヤジが「薬物にハマる」理由の画像
高知もASKAも清原も…中年オヤジが「薬物にハマる」理由の画像

「中年オヤジ」芸能人の薬物汚染が止まらない。2014年のASKA(58)に始まり、今年は清原和博(48)、そして高知東生容疑者(51)と“オジサン世代”が次々と逮捕されているのだ。これは芸能界に限ったことでないという。「2015年までの過去5年で、年間1万人以上が違法薬物で逮捕されていますが、世代別で見ると、40代、50代が半数近くを占めているんです。再犯率も高く、15年の警察庁資料では、40代で約72.2%、50代に至っては83.1%となっています。一度やったら、なかなか抜け出せないのが薬物オヤジの特徴です」(夕刊紙記者)

 だが、なぜ仕事も家庭もある中高年男性が、そんな大きなリスクを覚悟してまで、違法薬物に走るのか。「まあ、ストレスですよ。若い頃と違って、40代になると職場では同世代の間でも勝ち組と負け組がハッキリしてきてね。負け犬なんてゴミ扱いでしたから」と、ヘラヘラ笑いながら語るのは常習者のAさん(49)。なんとも情けない話だが、彼の愚痴は中高年男性の現実でもある。「家庭でも居場所がないんだよ。かといって、外に女を作るなんて無理。でもさ、クスリがあったら、それ目当ての女もたまに近づいてくるんだよなぁ」(前同)

 高知容疑者も女とホテルでキメているところを現行犯逮捕されたが、Aさんも、快感にハマったという。「普通、男の快感って2~3秒じゃん。でも、クスリをキメると、あれが20分ぐらい続く。あまりの快感に途中で失神したり……とにかくスゴいんですよ」(同)

 ちなみに「20分ほど快感が続く」というが、これも特有の現象だ。『ヤバい現場に取材に行ってきた!』(彩図社)などの著作を持つルポライターの石原行雄氏が、こう語る。「違法薬物を使うと時間感覚の変容が起こるんです。長距離トラックドライバーにも使用者は多いんですが、その理由は徹夜で走らないといけないとき、1本打っておけば、あっという間に2時間ほど経つんです。年齢とともに長距離運転が辛くなると、しんどい時間を減らしたいとなるんでしょうね」

 むろん、違法薬物は犯罪であり、絶対に手を出してはいけない。そして、その危険な誘惑に我々のような中高年が、一番弱いということを心に留めておきたい。

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