「東京都知事選」候補者を超辛口採点!“政界のご意見番”がメッタ斬り!! の画像
「東京都知事選」候補者を超辛口採点!“政界のご意見番”がメッタ斬り!! の画像

 7月14日に告示された東京都知事選(31日投票)。自民党が17年ぶりとなる分裂選挙となり、まれに見る大混戦が予想されている。「しかも、自民党と民進党の各都連が候補者の擁立に大苦戦。公示日までに、候補者が現われては消え、大迷走が続きました」(都庁関係者)

 かつて都知事選に出馬表明したこともある“政界のご意見番”、元参議院議員の野末陳平氏(84)が、ドタバタ都知事選の裏側をメッタ斬る!

「都知事選の前に、まず、話しておかなきゃならないのが参院選。僕はね、これまでなら、選挙が近づくと血沸き肉躍りワクワクしたものですよ。選挙に出るのも、見るのも大好きな“選挙病”というヤツだね。ところが、今回の参院選はワクワク感が全然なかった。だって、テレビの選挙特番見てたら、まだ開票が始まっていないのに、もう当確が出ているんだから、“オイ、バカにすんなよ”って。開票日当日、11時には寝ちゃったよ。くだらなくてさ。まあ、最近の選挙は制度改革で楽になっちゃたからね。ハッキリ言って、AKB48の総選挙並みだね。初めっから、もう論外。特に今回盛り上がらなかった理由はいくつかあるんだけど、その最大の理由が都知事選。都知事選の話題ばかりが先行して、かき回されちゃったね。だから舛添要一君の責任は重大だよね」

 実は、野末氏と舛添前知事には浅からぬ因縁がある。1999年の都知事選で一度出馬表明した野末氏は、自らの出馬を取り下げて舛添氏の応援に回った経緯があるからだ(舛添氏は落選)。ところが、前回の都知事選では一転。もはや、“舛添派”ではなくなったと自身のブログでも明かしている。

「舛添君はね、利用できるうちはトコトン人を利用して、利用価値がなくなると、あとはサヨナラ~。僕が彼を応援していたときには毎日のように電話やFAXで意見を求めて来たのに、そのあと彼が厚生労働大臣になって、僕が後期高齢者医療の件で意見交換を求めたら、以降は一切連絡なし。一番の友達だった栗本慎一郎(経済人類学者で元衆院議員)とも金で揉めて、それっきり。そのくらい自分勝手なヤツだからね。それが都民の信頼を得て、都知事になっちゃったんだから。

 というのも、彼は虚像を作るのが抜群に上手いからね。僕も騙されちゃった一人だしさ。騙された都民が悪いんじゃなくて、騙したアイツが悪いんだよ。しかも、自らあんないい加減な政治資金の遣い方をしていて、ボーナスと給料もらってドロン。おまけに、50億円もの税金使って選挙までさせて、都民にお詫びの一言もない。急に都知事を辞めちゃったもんだから、どの政党も参院選はあるし準備期間はないし、それで候補の名前ばかりが先行しちゃったわけだね。ま、お陰で参院選は割を食ったと。舛添君は、参院選までつまらない選挙にしちゃったんだよね」

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