田んぼ組、ミジメ、SMAP学園…「ユニット名がとんでもない」ジャニーズグループの画像
田んぼ組、ミジメ、SMAP学園…「ユニット名がとんでもない」ジャニーズグループの画像

 ジャニーズには、たまに思わずクスリと笑ってしまうようなユニット名がある。そうしたユニットは、期間限定であったり、番組限定であったりするものが多いが、まるで何かのパクリのようなものから強引なダジャレのようなもの、悪ふざけのようなネーミングまで、ちょっと信じられないようなものもある。

 そのようなグループの一つに、「田組」がある。2002年頃、A.B.C-Zのコンサート限定で組まれたグループだ。メンバーは名前のどこかに「田」が入っているという理由だけで結成された。そして、その大半は現在退所している。今残っている田組のメンバーは、NEWS増田貴久、Kis-My-Ft2宮田俊哉だ。後期には、同じキスマイから北山宏光も参加させられた。北山に「田」はつかないが、「キ“タ”ヤマヒロミツ」で「タ」がつくからという強引な理由で参加。このおよそ2年後、後継グループの「田んぼ組」が誕生。なぜか、宮田だけが前身グループから移籍させられた。「田組」もすごいが、「田んぼ組」。もはやアイドルユニットの名前とは思えない。

 1990年のバラエティ番組『アイドル共和国』(テレビ朝日系)から誕生したのは、「SMAP学園」だ。その名の通り、SMAPのバックダンサーだった。メンバーはTOKIO国分太一と松岡昌宏と長瀬智也、TOKIOの初期メンバーで後に脱退した小島啓、V6坂本昌行と井ノ原快彦、他に退所した元ジャニーズJr.も多く名を連ねた。

 このおよそ4年後には「サカモト&ナガノーズ」が誕生。坂本昌行と長野博という古株二人に奮起してもらうべく、東山紀之が命名したペアだった。これがきっかけで、後に生まれたのが、森田剛と三宅健の「剛健コンビ」、翌95年にV6が結成されるが、以前から人気絶頂だったJr.のツートップが剛健コンビだった。ゴーケンの愛称が浸透し、その人気もさらに加速した。

 高視聴率学園ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)に出演した歴代タレントたちは、「金八トリオ」と名づけられた。99~2000年の金八トリオ2期メンバーは風間俊介とKAT-TUN亀梨和也、01~02年の3期メンバーはNEWS増田と加藤シゲアキ、04~05年の4期メンバーはHey!Say!JUMP薮宏太と八乙女光など。バックダンサーやアイドル雑誌だけでの活動だったが、「金八先生」という人気ドラマに出演した選ばれし者たちの証だった。

 1997年には俳優兼振付師の屋良朝幸、嵐の大野智などが参加した「TOKYO浜松町」が結成される。同年のバラエティ『ねばぎば!TOKIO』(フジテレビ系)からは、「小トキオ」が誕生。翌98年には、KinKi Kidsのコンサートでのバックダンサーグループ「小キンキ」が登場。2002~04年には、嵐のバックダンサー「嵐組」、06年には関西ジャニーズJr.から「OSSAN」、08年には「ミジメ」、11年には「Aぇ少年」が誕生。関西発のユニット名は、ダジャレ色が特に濃くなるようだ。

 ジャニー社長の思いつきで決まるともいわれるジャニーズグループの名前。今後どのような名前が出てくるのか楽しみである。

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