お気に入りのTシャツを着倒しているうちに、いつの間にか首元が伸び伸びになっていた……なんてよくあることですが、実はそれ、洗濯に問題があるからって知っていましたか。生地が伸びるというのは、横に引っ張られて繊維の編み込みに隙間ができている状態です。これは洗い方や干し方などで十分予防できるのです! ここではTシャツの首をヨレヨレにしないための方法を紹介します。
まず、Tシャツを洗濯するときは「そのまま」洗濯機に入れないこと! 裏返しにしたり、ネットに入れたりして、洗濯物同士が絡まって生地が傷むのを防ぎましょう。ちなみに洗濯ネット1枚につきTシャツ1枚が基本です。何枚も詰め込むと、中で衣類同士の摩擦が起こり、生地が劣化してしまいます。
また、首の根元を輪ゴムで止めてしまうのも効果アリです。このとき、輪ゴムはキツくしすぎず、外れない程度に縛りましょう。この状態でネットに入れ、普通に洗濯すれば、伸びをだいぶ防ぐことができます。
干すときは、ハンガーに下げるのはNG。含んだ水分の重みで首元がどんどん伸びてきてしまいます。ヨレを防ぐためにはTシャツを裏返しにして、上下逆さまに干すのがベター。ハンガーや物干しざおに、Tシャツの胴の部分を折るようにかけ、洗濯バサミで留めておきます。これが一番首周りに負担がかかりません。
それでも首ダルダルになってしまった場合は、アイロンをかけてみて。生地にできた隙間が熱によって多少は引き締まるはずです。アイロンをかけるときはTシャツを裏返すのを忘れずに!
お気に入りのTシャツはもちろん、安いTシャツも丁寧に扱うことで、何倍も長持ちさせることができるんですね。たった一手間の簡単なテクニック、ぜひお試しください!