夏こそ保湿しなきゃヤバイ!? 「隠れ乾燥肌」にご用心!の画像
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「冬は乾燥するから保湿しなきゃ」。では、夏はどうでしょう? 高温多湿の日本の夏には、あまり乾燥に気をつけようという話は聞きませんよね。「そもそも夏って乾燥するの?」と思っている人も多いでしょう。そんな人は要注意です。

 冬の厳しい寒さを「冬将軍」といいますが、夏は肌にとってさながら「戦国時代の大戦」です。猛暑に加え、紫外線によるダメージや、ベタベタするからと必要以上の洗顔をしたり、エアコンによる強制冷却など、肌へは様々なダメージがあります。そして、これが肌の乾燥を加速させてしまうのです。

 肌の表面には皮脂があり、肌の水分を閉じ込めて潤いを保っています。紫外線はその肌バリアを壊します。すると肌の水分量が低下していき、肌が乾燥し始めるのです。肌の防御作用も働き、それも乾燥につながってしまいます。これを防ぐためには、日焼け止めクリームを塗って肌を守らなければいけません。日焼け止めは汗で流れたりして効果が落ちる場合が多いので、2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。

 また、必要以上の洗顔は、肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。肌が持つもともとの保湿力を生かすためにも、洗顔は泡立てた洗顔料で優しくしましょう。その後、保湿液などのスキンケアをお忘れなく。顔のテカりが気になる人は、ティッシュなどで優しく押さえてください。あぶら取り紙を使うと、必要な皮脂も取れてしまうので、こちらも乾燥肌の原因になります。皮脂不足と判断した肌が、皮脂をさらに分泌してしまい、よけいにテカテカしてしまうこともあるので、あぶら取りはほどほどにしましょう。

 またエアコンの冷気は水分を失った状態の空気なので、乾燥は加速します。ここでもやはり保湿ケアが大切になってきます。化粧水だけだと水分はすぐに蒸発し、それを防ごうと肌の皮脂分泌が盛んになってしまうこともあります。必ず乳液やクリームで化粧水を肌に閉じ込めましょう。

 また、乾燥肌を内側からフォローしてくれる食べ物も積極的に摂りましょう。皮膚生成の手助けをする成分が豊富なレバーやニンジンがオススメです。酸化と戦うビタミンCを多く含む、アセロラや赤ピーマンもいいでしょう。

 汗をかくと肌がしっとりしていると勘違いしてしまいがちですが、もしかしたらアナタも隠れ乾燥かも!? まだまだこれから暑さの過酷な夏、適切なケアで乗りきりましょう。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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