あなたのハートにパワーボム! グラビアアイドルの白川未奈です。 新日本プロレスの頂点を決める、真夏の祭典「G1 CLIMAX」が今年も始まりましたね! 最近はジムでマリリン・モンローばりのカラダを目指してトレーニングしている私ですが、合間合間にスマホでG1の中継を楽しんでます。
しかし! 獣神サンダー・ライガー選手の大ファンである私には、それ以上に楽しみな大会があるんです。そう、各団体からジュニアヘビー級の選手たちが集ってNO.1を決めるトーナメント戦「SUPER J-CUP」が7年ぶりに開幕したんです!
沖縄を拠点とする「琉球ドラゴンプロレスリング」のグルクンマスク選手(左)。ナマで初めて見られて興奮です。
ジュニアの活性化を目的に、ライガー選手提案のもと、1994年に開催がスタートした同大会。その第一回大会のトーナメント一回戦に行われた「獣神サンダー・ライガー vs ハヤブサ」の試合が大好きすぎて、ほんっとに数えられないくらい見ています。今回、久しぶりに開催となる大会には、1994年に出場した選手はライガー選手以外、誰一人として出場していません。
そんな中、ジュニアヘビー級のレジェンドとして君臨し続けるライガー選手は、どんな思いで今回の大会に挑んでいるのだろう? そして、エネルギッシュな若手選手を、どんな気持ちで見守っているのだろう? なんにせよ、ライガー選手に優勝してほしい、と思う反面……ライガー選手をもこてんぱにしちゃう、すごい若手選手を見られるかもしれない! という期待感もあり、荒ぶる気持ちを抑えながら、7月20日に行われた「SUPER J-CUP 2016」開幕戦の地、後楽園ホールの椅子に腰を下ろしました。
いつもは新日本推しの私、見慣れぬ横断幕も新鮮です。
今大会は新日本プロレスの他、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、鈴木軍、DRAGON GATE、KAIENTAI DOJO、琉球ドラゴンプロレスリング、ROH、CMLLと、国内外の9つもの団体から16名の選手が参加し、ジュニアの頂点を争います。
ライガー選手のトーナメント一回戦の相手は、DRAGON GATEに所属するEita選手。こんなカードなかなか見られません! 試合は、入場してきたライガー選手に、Eita選手が奇襲のトペコンヒーロを仕掛けてスタート! こ、この試合の始まり方は……あの1994年の「SUPER J-CUP」の一回戦、「獣神サンダー・ライガー vs ハヤブサ」にそっくりではないか~! このトペコンを見た瞬間、私の全身に鳥肌がたちました。この試合、期待しか感じられない……!
その後も、まぶたからの流血もものともせずにライガー選手に当たっていくEita選手。気迫がすごかった! 怖いものなし! やるしかないんだ! という思いが、観客席にズッシリと伝わってきました。
体重差があるためか、ライガー選手の得意技、ロメロスペシャルを簡単にかけられてしまうEita選手。しかし、ここからの逆襲がすごかった。
ライガー選手の痛めた左腕を、Eita選手得意のジャベで封じるという応戦に次ぐ応戦!
左腕ロックからの、両腕ロック! 身動きがとれないライガー選手! この瞬間「決まっちゃう」かと思って、私の冷や汗もダラダラ。しかしやはり世界の獣神。ここから逃れると、空中胴締め落としからの、掌打からの、垂直落下式ブレーンバスターで勝利! よかった~~~~!
しかし、この3連続を出させたEita選手もすごい……。最後は、ライガー選手からEita選手を讃えるハグと握手。そしてそれに応えるように、会場中から沸く「Eitaコール」。あ~これこそが「SUPER J-CUP」なんです。自分の推している団体だけでなく、他の団体の選手も讃える、そして魅力を知る。もちろん勝ち負けも重要だけど、それ以上に選手たちがいつもと違う輝きを見せる大会。そして、そんな選手に出会わせてくれた「SUPER J-CUP 2016」ありがとうございます!
大会は各一回戦を終えて、獣神サンダー・ライガー、マット・サイダル、拳王、タイチ、ウィル・オスプレイ、金丸義信、田口隆祐、KUSHIDA、の8選手が二回戦に勝ち進みました。次の試合でライガー選手は鈴木軍のタイチ選手とぶつかります! そのまま勝ち進んで、優勝トロフィーをつかんでほしい! 8月21日に有明コロシアムで行われる準々決勝、準決勝、そして決勝! いっときたりとも目が離せません!