競馬界はバブルに突入!?「セレクトセール」で“億超え落札”連発!!の画像
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 読み上げられる落札価格。それを包み込む拍手と、深いため息……。先日、北海道苫小牧市にあるノーザンホースパークで、国内最大の競走馬のセリ市・セレクトセールが行われた。今年は社台ファーム代表の吉田照哉氏が「イギリスのEU離脱のショックの影響が心配だった」と話すように、売り上げ減少が危惧されたが、蓋を開けてみると2日間で23頭が億超え。総売り上げは、約149億円と新記録を樹立。競馬界は、バブル期に突入しているかのようだ。

「その要因の1つが、外国人馬主の存在です。特に今年は、アイルランドに拠点を持つ、世界最大の競走馬生産団体クールモアの幹部が初来場し、世界的に注目度が上がっていることを証明しました」(牧場関係者) そのクールモアと激しく競り合ったのが、「サトノ」の冠でおなじみの里見治氏。ディープインパクト産駒のイルーシヴウェーヴ16では、壮絶な一騎打ち。最後は里見氏が2日間の最高価格である2億8000万円で競り落とし、意地を見せた。

 里見氏は、今年のダービー2着サトノダイヤモンドの全弟マルペンサ16も2億8000万円で購入。ある馬主に話を聞くと、「私も参加しているんだけどね……」と苦笑いするほどの高騰ぶりだった。高額馬が評判通り活躍するのか。それとも数百万円の馬が下剋上を果たすのか。それが誰にも分からないのが、競馬の魅力なのだ。

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