SMAP、KinKi Kidsも当てはまる「売れるジャニーズ」のジンクスとはの画像
SMAP、KinKi Kidsも当てはまる「売れるジャニーズ」のジンクスとはの画像

 A.B.C-Zのムードメーカーといえば、塚田僚一だ。しかし、グループ内でキャリアが長く、“裏番長”的な仕切り役を担っているのは、河合郁人である。ユーモアもあり、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)で見せる司会力も抜群のため、後輩からも慕われている。現在こうして活躍中の河合にとって、分岐点となったのは今から5年ほど前の舞台『PLAYZONE’11 SONG&DANC’N.』だ。

 実は、かねてからジャニーズアイドルの間では、「舞台で事故ると売れる」というジンクスがある。古くは少年隊やSMAP、KinKi Kids、Kis-My-Ft2など、過去に舞台上のトラブルに見舞われ、現在人気を博しているグループは多い。もちろん、もともと実力があって認められ、舞台を踏んでいるので、その時点でブレイクする素質はあるのだが、一部ではこのジンクスがさらなる飛躍のきっかけだと信じられている。

 河合の場合は『PLAYZONE’11 SONG&DANC’N.』で、曲の終わりに奈落へ飛び降りるシーンで、左足を脱臼骨折してしまった。脱臼骨折といえばギプスで固定し、およそ3週間は安静にしなければいけない。さすがの河合も、公演を休演せざるをえなかった。ちなみに河合は、前年も同舞台で左足首を捻挫している。

 2013年10月には、台湾でNEWSが念願の初単独海外コンサートを開催したが、このときも不運に見舞われた。待望の台湾公演を向かえた当日、大型台風15号が直撃。外出禁止令が発令されたため、コンサート初日は順延になってしまった。6日の夕方公演は急遽、翌7日の昼に振り替えられ、事なきをえたが、これだけでもグループにとっては予期せぬ出来事である。そしてコンサートのステージでもトラブルが発生した。被害にあったのは、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などで活躍中の手越祐也だ。スタッフのミスで、手越が客席に落下してしまったのだ。

 ワイヤーをつけて飛ぶ、フライングの演出シーンでのこと。小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越のメンバー4人が飛ぶ演出で、そのタイミングをステージ上で待っていたところ、客席から突然「キャー!」という悲鳴があがる。増田らが振り返ると、手越が客席に落下していたという。

 フライング担当スタッフと手越のタイミングが合わず、手越を急に降ろしたために発生したハプニングだったようだ。手越は、客席の地面にドーンと落下したが笑みを崩さず、なにごともなかったように歌をハモり、次のフライングを成功させてみせたそうだ。

 ジャニーズのステージはアクションや仕掛けが多いため、注意していてもケガや事故が起こってしまう。それでもそのトラブルを恐れず、ステージをこなすプロ根性こそが成功につながり、ジンクスを生んだのかもしれない。

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