ジャニーズの中には、「大役」を任せられているタレントが何人かいる。よく知られているところでは、地元奈良への強い郷土愛から、「奈良観光特別大使」を務めているＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓの堂本剛。当初任期３年だったが、そこから延長に延長を重ね、今年で８年目に突入した。
さらに国際的なスケールで、スペインと日本の架け橋になっているのはタッキー＆翼の今井翼だ。２５歳のとき、主演舞台でフラメンコに挑戦することになり、本場スペインへ渡った。そして、フラメンコやスペインの文化などを日本に普及させたことを高く評価され、日本人初の「スペイン文化特使」に任命された。２０１１年には、『テレビでスペイン語』（ＮＨＫ Ｅテレ）のレギュラーナビゲーターも務めていた。
剛や今井が務める大使は責任が重そうだが、最近ではもっと気軽な雰囲気の大使も誕生している。２０１４年に歌手デビューしたジャニーズＷＥＳＴが任されているのは、「粉もん大使」だ。これは生活文化研究家で“タコヤキスト”の熊谷真菜が０３年５月７日（コナの日）に設立した、粉ものを愛する研究者や愛好家で構成された民間団体「日本コナモン協会」から、任命された大使である。ＷＥＳＴ全員が関西出身ということから、デビューまもなく白羽の矢が立った。すでに任期は終了しているが、お好み焼き、たこ焼き他、“粉もの”の発展に、おおいに尽力した。
同じく関西出身のＶ６岡田准一は、昨年５月１５日の「ヨーグルトの日」にブルガリアヨーグルト大使を務めている。ヨーグルトの新たな楽しみ方を提案、普及させるのが目的だ。ちなみに、岡田も剛と同様に、地元愛が強いことで知られている。生まれ育った大阪府枚方市を代表する遊園地「ひらかたパーク」のイメージキャラクターである「超ひらパー兄さん」にも就任しており、来場者が減り始めていた遊園地は、年間１００万人の来園を達成した。
影響力の強いジャニーズタレントが大使になると、思った以上の成果が出るといわれている。今後、どんな大使が誕生するのか楽しみだ。
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