とんねるずに長渕剛「NHKを出禁になった」ウラ事情の画像
とんねるずに長渕剛「NHKを出禁になった」ウラ事情の画像

『朝ドラ』や『紅白歌合戦』など、多くの人気番組を抱えるNHK。そんな芸能人にとって憧れのテレビ局から、意外な人物たちが“出禁”をくらっている、という噂は多い。その顔ぶれは、お笑い芸人から大物歌手まで実にさまざま。いったい、どんな理由で嫌われることになったのだろうか?

 NHKに長らく出禁になっていたことで知られているのが、お笑い芸人の明石家さんま(61)だ。1983年2月27日に放送された『クイズ面白ゼミナール』の番組中に生あくびをしてしまったところ、視聴者から批判の投書が新聞各社に殺到。さらに連続テレビ小説『澪つくし』(1985年)の制作現場でトラブルを起こし、NHKからの出演依頼がぱったりなくなってしまったという。2013年に放送された『NHK×日テレ60番勝負』で、28年ぶりのNHK出演を果たすことになったが、今までの穴を埋めたいのか現在は『紅白歌合戦』の司会にも意欲を示しているというから、その貪欲ぶりには驚かされる。

 出禁といえば、歌手の長渕剛(59)も忘れてはならない。1990年に放送された『紅白歌合戦』にドイツのベルリンから生中継で出場した長渕は、番組中になんとNHKのスタッフをタコ呼ばわりして批判。予定外の曲まで歌い出したことから、17分間にわたって番組をジャックする形になってしまった。長渕の暴挙で時間が押してしまい、ある大物歌手は出番をカットされてしまったというから、とんだ災難だ。これにより、長渕は同番組を出禁になったといわれるが、2003年にようやく復活を果たした。

 あまり知られていないが、お笑いコンビのとんねるずも実は出禁になっていたようだ。1991年に放送された『紅白歌合戦』において「受信料を払おう」というボディーペインティングを背中に施し、パンツ一丁の姿で登場したことが、NHKのひんしゅくを買ってしまったためといわれている。歌手別視聴率で2位を記録したのに出禁になるとは、同情を禁じ得ない。とはいえ、翌年には同番組から出場オファーを受け、自ら辞退しており、出禁の期間は短かったようだ。

 出禁のまま、2008年に引退を迎えたのが、歌手のDJ OZMA(年齢非公表)。2006年に放送された『紅白歌合戦』に出場した際、OZMAの演出で女性バックダンサーたちが突如、衣装を脱ぎ出し、裸体の描かれたボディースーツで踊り始めたからだ。ボディースーツだと気付かない視聴者も多くいたため、「本当に裸ではないか?」との問い合わせがNHKに殺到。OZMA本人もブリーフの股間部分に、男性器を模したものをつけていたことが、火に油を注ぐ形になったといわれている。

 こうしてみると、民放局だったら問題にならなかったのではないかと思われるケースも少なくない。なにかと堅苦しいNHKでは、あまり無理し過ぎない方がよさそうだ。

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