年収300万円なのに「資産1000万円超え」デキる男の“財産作り術”の画像
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 収入が低いから、貯金なんてとても無理だよと思わないで日々の節約と副収入で貯金をどか~んと増やしちゃおう!

 競馬、競輪、ボート、パチンコetc.……ギャンブル三昧で自由奔放に生きてきた本誌記者(40代)の預金通帳の残高は、とうとう1桁代に突入してしまった。今どきの小学生も聞いたら驚いてしまうジリ貧ぶりで恐縮だが、笑ってすますことができない現実がすぐそこまで迫っている――。

「日本はあと10年もすれば、医療費も現在の3割負担から5割負担になる可能性が高い。年金だって今後は2~3割減額、支給も先延ばしになるのは火を見るより明らかなんです」 こう話すのは経済アナリスト兼投資&マネーコンサルタントで『人生の3大無駄遣いをやめるだけ! 老後に5000万円が残るお金の話』(ワニブックス)などの著作もある神樹兵輔氏。

 むろん、十分な貯蓄があれば何の心配もいらないところなのだが、原稿料で日々の生計を立てる日銭暮らしの記者に、そんな資産などあるわけがない。ここ数年は年収300万円にも達していないのだ(悲)。そもそも年収300万では貯金する余裕などない……。だが、心配ご無用。実は年収300万でも“資産1000万円超え”を達成することは可能だというのだ。

 前出の神樹氏が続ける。「男性は基本的に節約するのが苦手ですよね。でも、ちまちまと家計簿をつけなくても、男らしくザックリと無駄な支出を減らすのは、資産を増やすうえでは実は効率的なんですよ」 おおっ! 面倒なこと抜きでお金を貯められる男の財産作り術とは――いったい、どういうものなのか? まずは節約! とにかく毎月の家計から家賃や携帯料金、光熱費などの固定費を削るのが大切だというのだ。「節約で大事なのは、日々の生活スタイルを変えないことなんです。特に男性は仕事のつきあいなども多いでしょうから、交際費などを削るのは難しいと思います。だから、最初に見直すのは家賃ですね」

 こう教えてくれるのは、美人節約アドバイザーの和田由貴さんだ。「よく“家賃は収入の30%以内に収める”と言われますが、年収300万円程度の方なら、(1)家賃は収入の25%以内と考え直してください。そうすることで毎月1~2万、貯蓄に回すことを心がけてください」 単純計算すると、家賃5~6万の物件に住むことになる。地方ならともかく、都内でその家賃の物件は正直、かなりヤバい気がするのだが……(汗)。

「いえ、今の日本では部屋があり余っているんですよ。バブル期にアパートやマンションを造りまくったあげく、ここにきて少子化が進み、安い物件に住む若者も少ない。都内では、たとえば東武東上線沿いには家賃1~2万のアパートもザラにあり、4~5万も出せば結構な部屋に住めるんですから」(前出の神樹氏)

 そもそも男たるもの、若い女子のように防犯設備やら、オシャレな外観など、どうでもいいはず。住めば都。自分の収入に見合っていない部屋を借りるなど、金をドブに捨てるようなものだ。むろん、「あまり築年数が経過した建物だと、耐震性が……」なんて心配性のヤワな男性もいるかもしれないが、「現在の耐震基準は1981年に作られたものなので、それ以降の物件なら今の新築と変わらないんです。築25年ぐらいの建物なら耐震性もクリアです」(前同)

 よし、これで家賃支出をだいぶ抑えられるぞ。続いて男たるもの、スマホにバカ高い維持費を払っているんじゃねえ、と言いたい。「(2)スマホは維持費だけで月に約6000円以上かかる人が多いと思うんですが、ちりも積もればじゃないですけど、やはり痛い出費なので、MVNOに切り替えることをオススメしますね」(前出の和田さん)

 格安SIMを提供している楽天モバイルなどのキャリア以外の通信サービス事業(MVNO)では、安いプランなら月1000円以下ですませることができるのだ。つまり、何の苦労もなく5000円程度の貯金が可能だ。「MVNOの進化は著しく、今は電話番号もそのまま持ち越せて、人口カバー率100%のドコモの回線を使っていますので“つながらない”心配もほとんどありません。多くの人がこういう知識を知らないから、いまだに高い通信費を払い続けているんですよね」(前同)

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