SMAP木村拓哉「稲垣吾郎と2人きり」で見せた“男気”の画像
SMAP木村拓哉「稲垣吾郎と2人きり」で見せた“男気”の画像

 ついに解散が現実のものとなってしまったSMAP。グループとしての活動は、今年いっぱいとなるが、現状は五人の姿をそろって見ることすら難しいという状況だ。解散が決定する以前も、五人そろった活動は毎週月曜日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)だけだった。デビュー25周年にあたる年の解散に、ファンの落胆は計り知れないものがある。不仲説も出ているSMAPだが、かつてはメンバーの仲も悪くはなかった。

 グループ内で木村拓哉、中居正広、稲垣吾郎の三人は、ゴルフという共通の趣味を持っている。中居は、地元の仲間や先輩タレントなどとラウンドを回ることが多かったが、プライベートでも仲が良かった木村と稲垣は、一緒にラウンドを回ることもあった。

 およそ4年前のある日も、完全にプライベートで、二人っきりでラウンドを回っていた。互いに腕前が上がったことを意識しながら、18ホールのちょうど半分、9ホール目を終わったあたりで、昼食をとることになった。そのときのゴルフ場は、稲垣がよく行っていた場所で、木村に「ここの食堂だと何がおいしいの?」と尋ねられ、「ここは基本的に、生姜焼き定食を頼むもんなんだよ。豚がおいしいしね」と返した。

 木村は薦められた豚の生姜焼き定食、稲垣は人に生姜焼きを薦めながら牡蠣フライ定食をオーダーするという天然ぶりを発揮。これが仕事ならば木村からツッコミが入るところだが、完全プライベートの木村はスルー。稲垣いわく、木村は「おまえ、牡蠣フライなんだぁ。タルタルソース以外に、ソースも一緒に混ぜるんだぁ。レモン、絞んないんだぁ」という表情で稲垣を見ていたという。

 二人で楽しく食事をしていると突如、珍客が現れる。なんと、食堂にスズメバチが入ってきたのだ。食堂にはウェイトレスもいたが、おびえた様子を見せている。そこで稲垣は、スズメバチは黒い服を着た人間に接近してくるという話を思い出す。ウェイトレスの制服も黒で、その日の稲垣のウェアも黒だった。

 稲垣が逃げ回っていると、木村がテーブルにあった湿りけのあるおしぼりを手に取り、スズメバチを追うように振って、窓の外に逃がしたという。おしぼりで叩いて殺してしまうのではなく、外に追い払うという判断に、稲垣は「木村拓哉、さすがだな。男だな」と感嘆したそうだ。

 稲垣の危機を、スマートに救った木村。今回の解散もなんとか回避できないか、ファンならずとも祈らずにはいられない。

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