SGボートレースメモリアル開催中!ニュージェネレーションのモンキーターンとは!?「ボートレースを科学する」動画で徹底検証!の画像
SGボートレースメモリアル開催中!ニュージェネレーションのモンキーターンとは!?「ボートレースを科学する」動画で徹底検証!の画像

 ボートレースの要となるモンキーターンは、立ち上がり重心を移動する旋回方法で、現在のターンの主流だ。モンキーターンは進化を続け、勝敗を決めるカギともいわれているが、一流レーサーのテクニックはいったい、どのようなものなのだろうか?

 まずは今年、SGボートレースクラシックを制した坪井康晴選手を検証。坪井選手の高い身体能力を生かした機能的なモンキーターンは、脚を寄せるようにして重心を移動し、あまり体を外側に出さない。そして、スピードを保ちながら鋭角に小さく回るのが特徴だ。

「ターンの出口はしっかりハンドルを引きつけて舳先を浮かせるのが大事。しゃくりといいますか、ターンの出口でグッと沈み込ませてその反動で飛び出す感じのイメージです」(坪井選手)

 速度グラフで見ると、しゃくった後、一気にスピードが上がっているのが分かる。その際のスロットルレバーの使い方も重要となるようだ。

 さて、モンキーターンの歴史が始まって20年以上経ったが、徐々に進化してきた中、さらに大きな変革の波が押し寄せている。ボートレースといえば、これまで一流選手が集うレース、特にSG戦では、1着が逆転されることはほとんどなかった。その常識を覆すターンをしているのが、「ニュージェネレーション」と呼ばれる若手レーサーたちだ。

 ニュージェネレーションの旗手・茅原悠紀選手のターンは、ハイスピードで逆転を可能にする異次元のモンキー。2014年のSG賞金王決定戦では、なんと大外6号艇から勝利し、周囲のド肝を抜いた。

「キレがあるのが特徴ですかね。ハンドルはあまり切りませんね」と語る茅原選手。まさに、速さで圧倒するスーパーターンなのだ。

 この動画を考察して、ボートレースのさらなる魅力を実感した。現在開催中のSGボートレースメモリアルでも、要チェック!

《ボートレース公式サイト》
http://www.boatrace.jp/

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