明石家さんま「エエきっかけになった」吉田沙保里の引退を後押し?の画像
明石家さんま「エエきっかけになった」吉田沙保里の引退を後押し?の画像

 8月20日に放送されたラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、明石家さんま(61)が女子レスリング選手の吉田沙保里(33)について「引退する良いきっかけになった」と語り、話題になっている。

 リオ五輪の決勝で敗れ、惜しくもオリンピック四連覇を逃してしまった吉田。本人ははっきりと言及はしていないが、「ゆっくり考えたい」「これからは、若い3人が東京を目指して頑張ってくれる」と発言するなど、引退をほのめかしていた。

 引退を惜しむ声が多い中、この日の番組でさんまは冒頭からこの件について言及。「吉田さんとは長いおつき合い。どうしても肩入れをしてしまう」と、吉田を応援していたというさんまは、「“これで引退しようか”って。エエきっかけになったやんか」と、吉田の引退を後押し。そして、さんま自身が60歳で引退することを考えていたことについて触れ、「中堅の芸人たちが、“このまま引退されたら、格好良すぎるからやめてくれ”って」と当時の状況を語り、「“ほんなら分かった。お前ら、落ちるところを見せたるさかい、よう見とけよ”って話で」と自身の立場を振り返り、引きどきの難しさを語った。

 さんまは、吉田がマスコミに向けて何度も謝罪していたことについても「まったく、ぶざまじゃない!」と語り、「本人はこれで“金とれる”って思ってはったから。それで花道飾ろうとか思ってはったんやろうけど。あの銀が格好良くなってるからな」「これで良いと思うな」と健闘した吉田に、引退を勧める発言をした。

「吉田は“霊長類最強”なんて称されていますが、“わたしほど弱い人間はいないんじゃないかと思う”と発言するほど、繊細な面も持ち合わせています。同じように頑張ってきて、今大会で見事オリンピック4連覇を達成した伊調馨(32)でさえも、2008年の時点で一度引退を考えていたそうで、“勝ち続けること”“期待に応えること”は、プレッシャー以外の何者でもありません」(スポーツ紙記者)

 番組を聞いていたリスナーたちからも「本当によく頑張ってたもん、いいと思うな」「これで引退しても誰も文句言わないし、むしろ“今までありがとう!”って思う」「これまでの偉業でじゅうぶんすごい、ゆっくり休んでほしい」と、さんまの意見に賛同する、吉田を誉め称える声が多く上がっている。

 強すぎたからこそ、引退のきっかけがつかめないということもあるのかもしれない。競技続行ではなく引退を選択したとしても、その決断を世間が尊重して応援してくれるのは間違いないだろう。

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