「お金が貯まるお財布」って、いったいどんなモノなの?の画像
「お金が貯まるお財布」って、いったいどんなモノなの?の画像

 お金持ちの “財布”の選び方&使い方というのが、テレビや雑誌でよく話題になっています。二つ折りの財布より長財布のほうがいい、チャック式やがまぐちで閉めるタイプより、「金気(かなけ)」を使わない革だけの財布がいい……など、さまざまな情報が飛び交っています。では一体全体、どんな財布を持つべきなのでしょうか。

 それは「財布そのものよりも、中身に注意!」。実際のところ、財布のカタチや素材にこだわるのは「迷信」の一つで、昔ながらのゲン担ぎのようなものです。お金を貯めたい、稼ぎたい、と思うのであれば、お金そのものを大切に扱うことが必要です。気をつけるべき点は、財布の中身なのです。

 まずは、「お札の向きは整えて収納する」「できれば、お札と小銭は別に分けて持つ」「こまめに財布の中を掃除する」という3つに注意し、習慣づけていきましょう。風水などでは、「お金はキレイな環境を好む」とされています。汚らしい財布、ボロボロの財布を使っていると、それだけで運気を逃してしまう可能性大です。財布そのものはできるだけ大切に、丁寧に扱うようにしましょう。ポンと床に投げ出したり、財布を踏んづけて歩いたり……なんてことは、絶対にしちゃダメ!! なのです。

 次に、「財布に物を入れすぎない」こと。レシートやポイントカードをため込み、丸く太って、坂道で落としたらどこまでも転がってしまいそうなお財布を持っている人、いませんか。実はそれ、思いっきり金運を下げています。お財布が太っているということは、自己管理ができていないという証拠。面倒くさいから、手間だから、いつかやればいいことだから……と、たいした手間でもないことを先回しにしてしまうその性格が、お金から縁遠くなる原因になります。

「もらったレシートは、その日のうちに分類&処分」「ポイントカードなど、お金に関係ないものは入れない」「クレジットカードやキャッシュカードは、最低限に枚数を減らす」、このようにシンプルにまとめれば、お金の流れは分かりやすくなり、ムダ遣いも減ります。ポイントカードは、週に何度も通うような店以外、期限内にポイントを貯められる可能性は低いです。最初からお店で「いらない」「使わない」と、断ったほうがいいでしょう。買い物の際に割引になるポイントカード類は、カードだけを収納するケースを別に用意しておくとスマートです。

 財布は、お気に入りになりそうなもの、愛着を持てるものを選びましょう。毎日使うお財布、選ぶときに大切なのは「いかに愛着が持てる財布を選ぶか」です。やれ風水では黒がいいっていっていた、高い財布のほうが運気を呼びこむらしいなど、周囲の情報に惑わされると、自分自身が「ずっと使い続けたい、この財布をずっと持っていたい」という財布が選べなくなってしまいます。

 心の底から気に入ったものを選べば、自然とその財布を大切にするようになりますし、愛着が湧けば、長く使うために、自然とマメにメンテナンスをするようになります。自分で買うにしても、誰かに買ってもらうにしても、必ず自分自身の手で選ぶようにしましょう。

 たかが財布、されど財布。日常生活の相棒として欠かせないものだからこそ、大切に丁寧に扱って、金運を呼び込んでもらいましょう!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

本日の新着記事を読む