「栗=マロン」じゃないって本当?の画像
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 秋の味覚の一つである栗は、これから秋に向けて旬を迎えます。栗は、日本では主にスイーツに使われますが、海外ではパスタのトッピングやスープとしても人気の食材です。そこで問題です。栗を英語で何というでしょう。

「マロン」と思った人は、間違いです。正解は「チェスナット」。マロンはフランス語です。しかも正確にいえば、マロンはマロニエ(セイヨウトチノキ)の実と、一つのイガの中に一個しか実がないタイプのヨーロッパグリを指します。

 しかし、マロニエの実には毒があるため、食用には向きません。マロングラッセというお菓子がありますが、これに使われていたのがヨーロッパグリで、マロングラッセが有名になると、“栗=マロン”というイメージが定着したようです。

 栗はおいしいですが、栗料理を作るときの栗の皮むきは大変ですよね。そこで栗をむくコツをご紹介します。

 まず生栗の頭、とがったてっぺんのほうに、キッチンバサミなどで切り込みを入れます。それをお湯で5分ほどゆでます。小さいサイズの栗は型崩れの恐れがあるので、もう少し短い時間でもよいかもしれません。引き上げた栗は水に入れ、触れるぐらいの温度になったら鬼皮をむいていきましょう。このとき、冷えすぎるとうまくいきません。渋皮をむく際は、スプーンを使うと安全にむくことができます。

 最後においしい栗の見分け方を紹介します。栗は周りがトゲに覆われていますが、地面に落ちたものはイガから中身がほぼ見えています。栗の実は、光沢があって丸みがあるものを選びましょう。収穫してから時間がたつと、実が乾燥して軽くなるそうなので、実の重いものを選ぶとよいでしょう。

 栗拾いなどで収穫した場合、すぐ食べるよりも3~4日寝かせると、デンプンが変化して甘みが強くなるそうです。おいしく料理して秋の味覚を堪能しましょう。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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