小池百合子さんが都知事選で闘っているとき、立川末広が、「そういやあ、昔、高校の同級生に小池百合子というのがいたなあ」と言い出した。

 まったくの同姓同名。その、立川末広の同級生である小池百合子さんは、周りにいた悪童の高校生から、「あいつが半袖の制服を着ているとき、袖口から腋の下の濃い毛が見えた」「それじゃあ、小池じゃなくて濃い毛じゃねえか」「しかも、その毛が風にゆれてた」「濃い毛ゆれ子!」と言いはやされた。

 立川末広は「オレは言ってない」と首を振っているが、おそらく、言いはやしたほうの一人に違いない。ひでぇヤツだよなあ。

 競馬の世界で“同名”というと、よく引き合いに出されるのが、デスデモーナ(DESDEMONA)という名前。世界の名馬の血統を網羅したファミリーテーブルにも、じつに10頭ものデスデモーナが出てくる。産地も生年もバラバラ。もちろん血統もバラバラ。

 これほどまでに、愛馬にデスデモーナという名を付けたい人が多いのは、デスデモーナがシェークスピアの悲劇「オセロ」に出てくる、若くて貞淑な妻の名であるからだろう。

 いずれにしても、小池百合子さんが都知事に当選したことで、全国の「コイケユリコ」さんは、喜んでいるんだろうなあ。

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