広島カープ25年ぶり優勝へ! 大ベテランの「イジられ力」の画像
広島カープ25年ぶり優勝へ! 大ベテランの「イジられ力」の画像

 鯉の勢いが止まらない。25年ぶりの優勝が確実となった広島カープ。なぜ、これほどまでにカープは強いのか。「1番から6番まで打てるし、投手は先発も揃っていて、絶対的な抑えもいる。打率.336、24本塁打(9月5日時点)の鈴木誠也(22)というスター候補も生まれました」(広島担当記者)

 死角が見当たらないカープを牽引しているのが2人の大ベテラン。黒田博樹(41)と新井貴浩(39)だ。

「黒田はここまで8勝8敗と貯金は作れていないんですが、投げているボール自体は素晴らしい。新井は、7月に入って打率.500、7本塁打と大爆発しています」(スポーツライター)

 さらに2人の存在は、成績だけでは計れないものがあるという。「黒田はよく若手に指導しています。13勝を挙げている野村祐輔(27)は、昨年で外のスライダー一辺倒で、思うような成績を残せなかった。ところが、今年は黒田の教えで、シュートを投げるようになり上手くゴロを打たせています」(広島担当記者)

 新井はどうか。「今までは、後半になると足腰に疲れがきて1年間働けなかった。そこで、今季は“夏場を乗り切れる体”を作るために、よく練習をして、下半身に粘りが出るようになったんです。若手はその姿を見て、“俺もやらなきゃ”という相乗効果が生まれています」(前同)

 良きお手本となっている両ベテラン。彼らが決して威圧的でないのが、快進撃につながっている。

「黒田は話してみると普通のオジサンなんです。それが2年目になって、若手にもバレ、菊池涼介(26)にイジられています。黒田のロッカールームにスタッフの女装写真が貼られ、黒田も“何してんねん!”と苦笑。新井も同様で、オールスターの試合前に、丸佳浩(27)が阪神の金本知憲監督(48)に“新井さんが金本さんの悪口を言ってましたよ”と告げ口をして、新井を慌てさせていました。ベテランがイジられ役に徹することで、チームが一つになっているんです」(同)

 すべてが噛み合っているカープ。四半世紀ぶりの優勝は、目前だ!

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