指原莉乃に前田敦子らが「引きこもり」を克服した方法とは!?の画像
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 8月15日、福岡を拠点とするHKT48の『夏のホールツアー2016~HKTがAKB48グループを離脱? 国民投票コンサート~』のファイナル公演が、指原莉乃(23)の地元である大分で開催。指原にとって6月の『第8回AKB48選抜総選挙』で2連覇を達成後、初の地元凱旋公演となり、「自分が『モーニング娘。』さんを見に来ていた会場なので、とっても感慨深いです」と喜んでいた。

 今では大分市の観光大使を務め、笑顔で地元愛を語っている指原だが、中学3年生の頃は、学校になじむことができなったうえにイジメを受けていたこともあり、5か月間ぐらい学校に行かず自宅に引きこもっていた経験がある。高校進学の際には、地元の学校では中学校の同級生と顔を合わせてしまうリスクがあったため、「東京に行くしかない」と逃げるように上京を決意。モー娘に憧れていたこともあり、AKB48の研究生オーディションに挑んだそうだ。2014年12月放送の情報バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したとき、話題が“社会問題化する大人の引きこもり”になると、「自分はキッカケがあったからよかったけど、オーディションに受かっていなかったら本当に家から出ていなかったと思う。共感しちゃいますね」と、引きこもりに対する理解を示していた。

 指原と同じAKB48だった前田敦子(25)は、アイドルとして活躍するようになってから、引きこもり生活を経験している。前田はAKB48に入る前は人前に立つのが苦手で、学校ではいつも一人だったため、彼女の性格を変えようと考えた母親に勧められ、オーディションに挑戦。見事、AKB48に合格した。2005年12月、アイドル人生をスタートしたもののその性格はなかなか変わらず、劇場公演で初めてソロ曲を歌うことになった際には「一人だけ目立つのはイヤ」と号泣したこともある。そんな彼女に2007年公開の映画『あしたの私のつくり方』出演のチャンスが巡ってきたのだが、一人で活動をすることに恐怖を感じ、部屋に引きこもってしまった。しかし、母親の「今のお仕事はやりたいから、やってるんだよね?」という言葉によって彼女は外に飛び出せるようになり、その後、映画やドラマ、バラエティーなど幅広く活躍するようになった。

 アイドル歌手、女優、漫画家など、マルチに活躍している、“しょこたん”こと中川翔子(31)は、中学生のときにイジメを受けたことから引きこもってしまい、不登校を続け卒業式も欠席。自身の半生が漫画化された『中川翔子物語~空色デイズ~』(講談社)では、本人の希望でイジメや父の死など、つらい過去も赤裸々に描かれた。修学旅行で絵を描いていたら「絵なんか描いてんじゃねえよ、キモいな!」と言われたり、友達がいないため休み時間に一人でいることを悟られないようロッカーで教科書を入れ替えて忙しいふりをしていたなど、さまざまなエピソードで構成されている。

 しょこたんは2009年8月放送のバラエティ番組『ウチくる!?』(フジテレビ系)に出演したとき、番組最後に母親が登場し彼女への手紙を披露。母親は「引きこもりになると、毎日暴れ、自分で自分を傷つけ追い詰めていた」「家中の亡き父親の写真を燃やしてしまった」と絶望的だった当時を語っていた。中川はのちに自身の経験を活かし、イジメられている青少年たちに向けて、「“学校だけが世界の全てじゃないよ”って励まされても“あなたに何が分かる!?”って思ったけど、いつしかそう考えられるようになった」「だって、学校なんて周りに数十人しかいない小さな世界だから。無理に合わせても苦しいだけだよ」とメッセージを贈っている。

 引きこもりになる原因は「学校、職場環境」や「病気」であったり、人それぞれだが、彼女たちの姿は抜け出すためのヒントになるのではないだろうか。

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